desknet’s NEOをご利用いただく上で定期的に最適化を実施いただきたい項目が3点ございます。
(1)データベースの最適化 (PostgreSQL対応版のみ)
※SQL Server / Oracle対応版では本実施は不要です。
desknet’s NEOはデータベース上でデータが管理されており、データの登録や、
変更、削除といった際に、データベース上のデータ領域を使用します。
desknet’s NEO上で削除をされましても、PostgreSQLの特性上、
データベース上では消費していたデータ領域は解放されておりませんので、
そちらの削除や再利用可能な状態にするためには、VACUUMといったデータベ
ース側のメンテナンスが必要となります。
※VACUUMを実施されずにおりますと、ディスクの圧迫やレスポンスの低下が
発生する恐れがあります。
PostgreSQL 9.2以降では”自動バキューム”(autovacuum)が標準設定されており、
頻繁にデータベースの最適化を実施いただく必要はなくなりましたが、ユーザー
情報やスケジュールの予定の一括インポートなどで、一度に大量のデータを登録・
変更・削除などを行われますと、データベースファイルが断片化し、性能に影響を
及ぼす恐れがありますので、その際には、「vacuum full」や「reindex」などのコマ
ンドで保守作業をお願いいたします。
保守を行われる際は、以下のようなコマンドにて実施してください。
[データベースの最適化とは]
・削除されたデータが占有している領域を再利用可能な状態にします。
・データの隙間を詰めてディスクに保存し直します。空きディスクを増やします。
・データベース内のインデックス(索引)を再作成する事によって不要な索引を削除します。
※vacuumdb(-fオプション付き)、reindexdbコマンド実行中はdesknet’s NEOを使
用する事ができませんのでご注意ください。
※データ量に応じて時間がかかります。
※月に1回程度実施いただく事をお勧めいたします。
※desknet’s NEO V2.0より最適化対象に「dneoftsdb」が追加されました。
※desknet’s NEO V4.0より最適化対象に「dneologdb」が追加されました。
[Windowsサーバー – PostgreSQLの場合]
> cd C:\Program Files\PostgreSQL\9.6\bin
> vacuumdb.exe -z -f -p 5432 -U postgres dneodb
> reindexdb.exe -p 5432 -U postgres dneodb
> vacuumdb.exe -z -f -p 5432 -U postgres dneoftsdb
> reindexdb.exe -p 5432 -U postgres dneoftsdb
> vacuumdb.exe -z -f -p 5432 -U postgres dneologdb
> reindexdb.exe -p 5432 -U postgres dneologdb
※PostgreSQL9.2または9.3をご利用の場合は、上記コマンドの「9.6」を
「9.2」または「9.3」に読み替えてください。
※-pは稼働しているPostgreSQLのポート番号を指定してください。
(PostgreSQLの初期使用ポートは5432)
V3.5以前のバージョンからアップデートされている場合や、別のバージ
ョンのPostgreSQLがインストールされている場合は「-p 5433」とポート
番号が変わっている場合がございます。
詳細はPostgreSQLを構築されたシステム担当者または業者様にご確認
ください。
[Linuxサーバー – PostgreSQLの場合]
# su – postgres
$ cd /usr/local/pgsql/bin/
$ vacuumdb -z -f -p 5432 dneodb
$ reindexdb -p 5432 dneodb
$ vacuumdb -z -f -p 5432 dneoftsdb
$ reindexdb -p 5432 dneoftsdb
$ vacuumdb -z -f -p 5432 dneologdb
$ reindexdb -p 5432 dneologdb
※-pは稼働しているPostgreSQLのポート番号を指定してください。
(PostgreSQLの初期使用ポートは5432)
V3.5以前のバージョンからアップデートされている場合や、別のバージ
ョンのPostgreSQLがインストールされている場合は「-p 5433」とポート
番号が変わっている場合がございます。
詳細はPostgreSQLを構築されたシステム担当者または業者様にご確認
ください。
(2)個人アカウントのメール索引の最適化 (ウェブメール:個人アカウントをご利用の場合)
desknet’s NEOでは検索用データやステータス等をメール索引ファイルで保存しています。
レスポンスの低下を防ぐための保守作業としては「メール索引の最適化」の実行がより重要となります。
「メール索引の最適化」はユーザー毎にログイン後、設定メニューから行なうことができます。
また、管理ツールから一括して最適化を行うことができます。
・[ユーザーマニュアル] メール索引の最適化を行う
各ユーザーでdesknet’s NEOにログインいただきウェブメールのメール一覧画面の[設定]-[メールの最適化]にてメール索引の最適化が実施いただけます。
※[管理者設定]-[共通設定]にて「ユーザー毎の最適化処理」が「許可する」と設定されている必要がございます。
・[管理者マニュアル] メール索引の最適化を行う
システム管理者にてdesknet’s NEOにログインいただき[ウェブメール]画面(別ウィンドウではなく元のウィンドウ)にて、右上の管理ボタン(歯車アイコン)をクリックし、[機能管理]-[メール索引の最適化]にてメール索引の最適化が実施いただけます。
※ウェブメールのレスポンスが遅くなった場合は「メール索引の最適化」をお試しください。
※週1回~月1回「メール索引の最適化」を実行する等、定常的に最適化を行ってください。
※最適化を行うスパンが長くなると最適化処理の実行時間も比較的長くなります。
※最適化処理中のアカウントは使用することができなくなりますので管理者ユーザーより一括でメール索引の最適化を実施される場合は、desknet’s NEOにアクセスしていないタイミングで実施いただきますようお願いいたします。
(データ量により異なりますが1アカウントあたり数分~30分程度)
※本処理は自動実行いただく事も可能です。
[管理者マニュアル] メール索引の最適化を自動実行する
(3)共有アカウントのメール索引の最適化 (ウェブメール:共有アカウントをご利用の場合)
desknet’s NEOでは検索用データやステータス等をメール索引ファイルで保存しています。
レスポンスの低下を防ぐための保守作業としては「メール索引の最適化」の実行がより重要となります。
共有アカウントの「メール索引の最適化」はユーザー毎にログイン後、設定メニューから行なうことができます。
また、管理ツールから一括して最適化を行うことができます。
・[ユーザーマニュアル] メール索引の最適化を行う
※[管理者設定]-[共通設定]にて「ユーザー毎の最適化処理」が「許可する」と設定されている必要がございます。
・[管理者マニュアル] メール索引の最適化を行う
システム管理者にてdesknet’s NEOにログインいただき[ウェブメール]画面(別ウィンドウではなく元のウィンドウ)にて、右上の管理ボタン(歯車アイコン)をクリックし、[機能管理]-[共有アカウント設定]-[メール索引の最適化]にてメール索引の最適化が実施いただけます。
※ウェブメールのレスポンスが遅くなった場合は「メール索引の最適化」をお試しください。
※週1回~月1回「メール索引の最適化」を実行する等、定常的に最適化を行ってください。
※最適化を行うスパンが長くなると最適化処理の実行時間も比較的長くなります。
※最適化処理中の共有アカウントは使用することができなくなりますので管理者ユーザーより一括でメール索引の最適化を実施される場合は、desknet’s NEOにアクセスしていないタイミングで実施いただきますようお願いいたします。
(データ量により異なりますが1共有アカウントあたり数分~30分程度)
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