6月12日にユーザー座談会を開催しました。7回目の開催となる今回も、参加者の皆様から、貴重なご意見をたくさんお聞かせいただきました。当日の様子を一部ご紹介いたします。
リプレイスの理由のメインは「ワークフロー」機能とモバイル対応が充実していたことでした。desknet's NEOの使い勝手の良さに感動したものです。
グループウェアの変更はユーザーにとって抵抗があると思いますが、利用はすぐに定着しましたか。
金融機関のバックオフィスは製品のリプレイスを滅多に行わないものですが、desknet's NEOが直感的に使えたこと、あとネオジャパンさんが展開されている「教育サービス」を利用したことで、desknet's NEOが浸透しました。
金融機関というとセキュリティに厳しく、基本はオンプレミス(パッケージ版)での活用が多いと聞いていますが、御社はクラウド版で利用されていますね。
基幹システムとは分離して安全性を確保するなど工夫はしています。そのうえでセキュアブラウザやクライアント認証サービスなどがあり、セキュリティ面が充実していたため、導入しやすいクラウド製品を採用しました。クラウド版なら運用負担も軽く、製品を吟味すればコストも抑制できる。災害時などの緊急時には社内コミュニケーションの代替手段としてBCP(事業継続計画)にも活用できます。
セキュリティに信頼がおけるというのはクラウド版ユーザーとしては嬉しいですね。
弊社は「ネオツイ」を使いたいと考えています。つぶやきで全社的な情報共有ができるからです。しかもリアルタイムで。これを有効利用すれば、緊急情報の周知などがより迅速にできると思っています。
わが社は「ネオツイ」に惹かれてdesknet's NEOを導入しました。全社的な情報周知もそうですが、活発な議論が行える社風をつくりたいという目的もありました。
弊社も同じ目的を持っています。ですが「ネオツイ」は特定の人ではなく、全社へのつぶやきになりますから、便利な反面、皆が及び腰にならないか心配です。社内定着上で工夫されたことはありますか。
最初は曜日ごとにお題を決めてつぶやき合いました。業務と関係のないことをお題にしたりもしました。本年はサッカーのワールドカップがありますが、例えばワールドカップをテーマにつぶやいてもらう。そのうちに社員のなかに「これはつぶやくに値する情報かな」といった躊躇がなくなっていきました。
似たような形で「ネオツイ」定着を図られるユーザーさまはいらっしゃいます。最初は「自由につぶやいて」と敷居を低くして実践してもらうのです。
皆さんは「ネオツイ」のどんな点に効果を感じられていますか。また、ネオジャパンのスタッフにお伺いしたいのですが、他社さまは「ネオツイ」をどんな場面で活用されていますか。
まず効果ですが、コミュニケーションの活性化につながりました。弊社では、年に一度も顔を合わせない社員、といった人間関係が結構あります。ですが「ネオツイ」を通じてやりとりをしていると、そこに知情のやりとりが生まれる。それがチームワーク向上につながっています。
活用の仕方としては、業務にかかわるニュースを時々刻々、共有している会社さまがユニークでした。ニュースに合わせて販売戦略を変えるのです。あと、落とし物について「これ誰のですか?」と聞いたり、「今日どこどこのお店で昼食が500円均一らしい」といった情報を共有するケースもありました。
やはり気軽につぶやける雰囲気が「ネオツイ」定着にとって大事なのですね。これは自由な社風の創出という「働き方改革」に関係する話かもしれません。
大事なことは、社員みなが、また経営陣が「自由な社風」づくりに前向きかどうかだと思います。コミュニケーションの活性化に活用したいのであれば、社内の意志統一が必要な場合は多いです。それがあってこそ、desknet's NEOの機能の定着もあると感じています。
その他、この日の参加者のなかに「ワークフロー」を活用しているユーザーさまが少なかったため、「ワークフロー」を定着させる方法、というテーマでの議論もなされました。
弊社は、本社の社員と各店舗の店長にアカウントを用意してdesknet's NEOを使っています。ですが、うまく使えていない現状があります。本社―支店間等での有効利用の先例があれば教えてください。
各店舗に2アカウントずつ配布された大手スーパーマーケットさまは「アンケート」を使って品揃えや商品の陳列などを共有しています。アンケートに記された質問に答える形で、各店舗の情報を発信し合っているのです。特に売り上げが伸びている店舗の情報は注目を集め、各店舗が真似をしたり、販売の工夫に活かしたりするなど活用されています。この施策により全店舗の販促の底上げができたようです。
「アンケート」ですか。他者の回答へのアクセス権設定はどうしていらっしゃるのでしょうか。
全ユーザーが全店舗の回答にアクセス権をもっています。それまで本社と店舗の連携しかなかったところに店舗間のヨコの連携が生まれ、競争意識も醸成されたそうです。また和菓子販売をしているユーザーさまは「ネオツイ」等を使って、顧客との間に生まれた感動的なエピソードを共有。それが従業員のモチベーションアップにつながっているようです。店舗間連携という意味では「電子会議室」も活用されていて、あるユーザーさまは、店舗ごとに会議室を設置し、顧客のニーズや販売メソッド等を各会議室に蓄積しています。その情報はさながら「マニュアル」といった感じで、会議室のやりとりを読めば各店舗の事情やケーススタディが学べるようになっています。これも情報共有のひとつの在り方です
それぞれの機能が店舗間の情報共有に活かせるのですね。勉強になります。こういった利便性の高い使い方を、まずは社内の職責ある社員から実践すればdesknet's NEOの社内浸透も進むかもしれません。
ここから、お客さまの具体的な機能活用法の話になりました。
特に盛り上がったのが、店舗間連携でも話題に出た「アンケート」の活用について、でした。
皆さまは「アンケート」をどのように使われていますか?
弊社は店舗間連携には使えていませんが、常備薬の不足を報告するのに使ったりしています。アンケート結果をCSVで吐き出して、データをもとに各店舗に送る薬の発注をかけるのです。
「アンケート」は集計もラクですよね。ところで「アンケート」には作成者と回答者がいますが、「回答者は他人の回答は見られないけれど、作成者は全員の回答が見られる」という設定は可能でしょうか。
可能です。アンケート作成時に「回答の閲覧」を「許可しない」に設定すればOKです。
そうなのですね。そのうえで、回答者の一覧は誰もが見られますよね。誰がアンケートの対象かの一覧は見られる。では、回答者を匿名にした場合、作成者の回答閲覧権限はどうなりますか。
匿名にした場合は、作成者もそれぞれの回答が誰の回答なのかを追うことはできません。
回答者を匿名にしても作成者だけはユーザーと回答の突合ができる(それぞれの回答が誰の回答なのかがわかる)設定ができたらなと思っています。例えば「人間ドックの検診を受けるとしたらいつにしますか」と、35歳以上の人に聞くとします。対象者のなかには「年齢を知られたくない」人がいたりするわけですが、もしアンケート対象を35歳以上だけにすると、35歳以上の人同士では互いが35歳以上だということがわかってしまう(回答者一覧を見れば)。かといって匿名にしてしまうと誰がどの回答をしたかの突合ができない。こういったケースを解消する手立てがほしいです。
現状のdesknet's NEOで対応するとしたら、アンケート対象を全員にして、アンケート冒頭で「あなたは35歳以上ですか」と聞くのが良いとは思います。そうすれば回答者一覧に全員が表示されるので、誰が35歳以上かがわからなくなる。ですが、匿名設定をしつつ作成者だけは回答者と回答の突合ができる、という設定はあったほうが便利ですね。貴重なご要望ありがとうございます。
この後も、活発な議論が続くなかで以下のような要望が参加者から寄せられました。
その他にも、
ご意見は全社で共有し、今後の製品・サービスの改善につなげてまいります。
desknet's NEOを、働き方改革により資する形で活用できることを知りました。職場環境や社風の改善に役立つというのは私も実感しているところです。すでに使っている機能、また未だ使っていない機能にも潜在的な効果が眠っていることを確認できたという意味で、本日の参加は有意義でした。
他社さまの事例の話を聞ける機会というのはそうそうありませんし、勉強になりました。「ネオツイ」は早速、弊社でも使用し始めたいと思います。まずは経営陣に提案しなければなりませんが(笑)、本日はその勇気を得ました。今後、事例紹介のセミナーがあれば、それにも参加したいと思います。
今回も、ご参加いただいた皆さまから、多くの貴重なご意見をいただくことができました。
いただいたご意見は全社で共有し、今後の製品・サービスの改善につなげてまいります。
お忙しい中ご参加いただき、まことにありがとうございました。