株式会社ラデックス
様の導入事例
テレワーク実施ゼロから社員9割超が実施する現況へ。desknet's NEOだからこそできた緊急時の社内環境急転換。
1980年に設立された株式会社ラデックス様は、IT黎明期からソフトウェア開発を行い、現在は鉄道や電力、鉄鋼などの社会インフラ・システムの構築からサポートまでをトータルサービスで提供しています。ソリューション開発においても官公庁の庁内外システム開発から、電子申請システムの維持管理まで様々な環境構築を担うなど、高度な要件定義・顧客のニーズに応えています。
元々は受託開発が多かった同社ですが、次第に客先常駐という案件が増加。いつしか社員同士のコミュニケーションが希薄化し、課題になっていました。そこで導入したのが、desknet's NEOです。
コミュニケーション改善を目的とした導入でしたが、今般の新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言下(2020年)においては社員90%以上のテレワーク実現を下支えするなど、多岐にわたり活躍しているといいます。同社はどのようにして様々な課題を克服したのでしょうか。オンラインでお話を伺いました。
ワークフロー機能の活用から、AppSuiteで作成したアプリの紹介まで。
ラデックス様のdesknet's NEO活用術を動画でお届します!
受託開発から客先常駐へと業務形態のウエイトがシフト。社員間コミュニケーションが円滑に行える環境が必要に。
身近なところでいえば、有料道路の「ETCシステム」「料金収受機システム」や、電車の駅構内にある「自動改札機」の組み込み開発など、社会インフラの構築・維持管理を手がけている株式会社ラデックス様。当初はソフトウェア開発からスタートし、受託開発をメインにしていましたが、2010年頃から次第に客先常駐でのネットワーク構築などが増え、社員間のコミュニケーションが取りづらくなっていきました。
「もともとグループウェアLotus Notesを使っていました。ですが、同製品は社内に閉じた形になっているため、社内外コミュニケーションに支障が出るようになっていったんです。客先常駐の社員はメールすら見れませんでしたし、各種報告や、特に土曜、日曜に客先で発生した問題の共有が遅れることもあり、対策の必要を感じていました」
環境整備が急務だったため、保守サポートを自社でするのではなく、メーカーにお願いしようとの判断で、知人のつてで知ったdesknet's NEOのクラウド版をさっそくトライアル。使い勝手や機能に過不足がないと感じたため、そのまま導入に至りました。
「御社の社員にデモンストレーションをしてもらい、何度も試用を繰り返しました。特に良いと思ったのが、[ワークフロー]と[タイムカード]です。これらの運用がdesknet's NEO上でできるなら、『導入したのに社員に使ってもらえない』という事態は防げるだろうと考えたのです」
導入した2012年時点ですでに「社員みなを集めてレクチャー」ということはほぼ不可能な状況でした。そこで同社は[タイムカード]の利用を徹底。desknet's NEOで出退勤を管理し、アクセスする必然性を生み出し、また、申請頻度の多かった休暇申請を[ワークフロー]でしか行えないようにすることで利用を促進しました。
「あとは、細かい使い方の問い合わせにシステム担当者で応じて浸透を図りました。各常駐先にいる社員の誰か一人に教えれば、そこにいる社員間で使用法が共有できます。desknet's NEOは使いやすい仕様なので、それが成り立ちました」
申請や稟議、週報などをシステム化。決裁がスピーディに。業務進捗も可視化され、現場の問題に即応できるように。
desknet’s NEOの機能の中でも、特に力を発揮した機能の一つが[ワークフロー]だという。
「紙で運用していた各種申請や稟議書が電子化できたので、ペーパーレス化は当然すすみました。また、判子待ちの間に書類が紛失するとか、そもそも不在の誰かが稟議を止めているといったことが生じなくなり、決裁が早く降りるようになりました。いま[ワークフロー]の書式は20ほどですが、かなり細かく作り込んでいます。紙の申請書を再現できるのはありがたいです」
同社では「週報」も[ワークフロー]で回している。Lotus Notesではできなかった「社外からの週報提出」が可能になり、報告が遅れることもなくなった。基本的に、現場の業務進捗は[ワークフロー]で社内共有。仕事の可視化が実現したという。もちろん現場も「会社と自分をつなぐプラットフォーム」としてdesknet's NEOを使うため、ログインも自然になり、多様なコミュニケーションツールを用いたやりとりが活発化した。
また、会議の効率化も進んだ。会議の日程調整が[スケジュール]機能で一括的に行えるようになったのに加え、作成した[議事録]をそのまま[回覧・レポート]機能で参加者・関係者に回し、全員から「問題なし」の確認が得られたら[文書管理]に保存というフローが定着している。
「すべてがdesknet's NEOでまかなえるという意味では、[Amazonビジネス連携]機能も活躍しています。利用は幹部に限定していますが、文房具のような細かな備品から高価な商品まで、同機能で購入しています。購買までもがdesknet's NEOで行えるので、脱・Lotus Notesが進みました」
テレワーク未実施だったところから9割超の社員の在宅勤務を実現。働く環境がバラバラでも問題なく働ける便利なツール。
1)AppSuiteで社員の経歴管理アプリを作成。各人の実績やスキルを元に仕事と人材をマッチング
加えて、特に力を発揮した機能がもう一つあるという。それが業務アプリ作成ツールAppSuiteだ。
「弊社はセキュリティ要件などの関係で、クラウド版からパッケージ(オンプレミス)版に利用形態を切り替えたのですが、その際にAppSuiteを導入しました。今までExcelで管理していたものをAppSuiteに移行して管理するようにしたのです。Excelだと排他制御がかかり、皆が同時にデータを見ることができませんでした。でも、AppSuiteなら誰もがいつでもデータにアクセスできる。よりよいデータ共有をと考え、Lotus Notesで管理していたデータもAppSuiteに移行しました」
20ほどあるアプリのなかでも興味深いのが、社員の経歴管理アプリだ。各社員が、過去どのようなプロジェクトに関わり、どのようなスキルを身に着けたかといった情報をアプリに集約し、人材配置の最適化を図っている。携わったプロジェクトの案件内容をたどれば、どのような客先と人間関係があるかといったことも調べられる。これから、案件管理としての機能性も高めていくという。このアプリは現場の発案で実現した。
2)新型コロナウイルス拡大に伴うテレワーク移行も即応。まだ出社経験のない新人サポートも
「つい最近も新型コロナウイルス拡大に対応するため、テレワーク用のソフト、オンライン会議システムZoomの管理アプリを作り、フル回転させています。AppSuiteで貸借状況をカレンダー表示し、直感的に貸し借りができるので、みなが利便性を感じています」
同社は、desknet's NEOとAppSuite、さらにビジネスチャットChatLuck(チャットラック)を使って、今般のコロナ禍ではテレワークもスムーズに実施できているという。
「社外からも仕事ができる環境が、そのままテレワークにも活かせました。弊社はもともとテレワークを実施していなかったのですが、コロナが出てきて、在宅勤務の必要に迫られました。その時に御社の製品があったおかげで、ほぼ支障なく、社員9割超のテレワークを即時実現できたんです」
もしメール文化のままだったら、テレワーク移行は大仕事になっていた、と語る椎名様。最大の利点は、コロナ前と後でほとんど変わらないほど、充実したコミュニケーションが続けられたこと、また必要な情報やデータに誰もがアクセスできたことだという。[インフォメーション]による全社通知から、ChatLuckによる細かなやりとりまで、トータル的にテレワーク環境が実現できた。また、同社の新入社員はコロナの影響でまだ出社経験が一度もないという。
「そんな中でも、desknet's NEOで情報共有ができるし、ChatLuckで細やかなアドバイスもできるので、新人のサポートという面では最大の配慮ができていると思います。ネオジャパンの製品はバージョンアップも多く、将来性を感じさせてくれるので、人材育成から業務効率化まで、これからも御社のツールで推進していきます」
ご担当者のコメント
事業概要
IT黎明期からソフトウェア開発を行い、現在は鉄道や電力、鉄鋼などの社会インフラ・システムの構築からサポートまでをトータルサービスで提供。ソリューション開発においても官公庁の庁内外システム開発から、電子申請システムの維持管理まで様々な環境構築を担うなど、高度な要件定義・顧客のニーズに応えている。
すべての機能は今すぐ無料で
体験できます
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さまざまな情報のやりとりをワンストップでまとめてできることが魅力ですね。desknet's NEO、AppSuite、さらにChatLuckを使うことで、情報交換がスピーディになったことで仕事が加速したことが一番のメリットであり、私の実感です。
ネオジャパン製品を導入して一番変わったと感じるのが、メールを使わなくなったことです。[回覧・レポート]やChatLuckで社内コミュニケーションは完結。コロナの影響で新人がまだ出社経験のない状況ですが、教育も行えています。
desknet's NEOを使い始めて、周りの状況を確認するようになりました。同じ部署内でも、「誰々さんは今これをしているんだ」といったことがわかるので、それに配慮した細やかな対応もできる。他の社員のことをより気にするようになったと感じます。
紙運用の業務がdesknet's NEOでできるようになって、手書き時代よりはるかに効率的になりました。また、[ポータル]に部内報ポータルを作って、社内情報を楽しくお知らせしています。社員コミュニケーションの潤滑油になっています。