エース株式会社
様の導入事例
グローバルで、最新の商品情報や各ブランドの動向を共有。
売上げ拡大、利益増につながる業務へシフトできました。
スーツケース、ビジネスバッグ、ファッションバッグなどの製造卸、販売のエース株式会社様。自社、ライセンス製品など、約30のブランドを展開し、トラベルバッグブランドのPROTECAでは、Made in Japanの高品質が海外にも認められ、世界各国に事業を展開しています。今後さらなる発展が見込めるグローバルでの情報共有を視野にdesknet's NEOを採用。東京本社の動きをリアルタイムで共有し、事業拡大に備えると共に、運用負荷が軽減された分、システム管理のパワーをeコマースの拡充など、「売上増大、利益拡大」に直結する業務へシフトすることにも成功しました。
世界に向けて飛躍するトップ・ブランドの情報共有の手法をご紹介します。
レスポンスが遅く、不具合の多かった社内ポータルを見直し、ユーザビリティに優れたグループウェアの導入を検討。
エース株式会社様がグループウェア導入を決定したのは、オンプレミスで運用していた社内ポータルの不具合がきっかけでした。
「以前のポータル製品は、レスポンス動作も遅く、頻繁にシステム不具合が発生して改善が必要でした。業務に直結する情報も各所に点在してしまい、欲しい情報にアクセスしにくかった。ハードウェア保守を契機に社内ユーザーの誰もが見やすく、最新情報にすばやくアクセスできる環境を目指したのです」
経営戦略本部情報システム部 マネージャー 栗林良輔 様がグループウェアへの移行に際して留意した達成目標が、「グローバル共有」「クラウド」「ユーザビリティ」「メンテナンス性の向上」などでした。
グローバル展開を通じて業績も堅実な成長を遂げ、2006年には、米ゼロハリバートン社を子会社化。北米、欧州、中国、ASEAN諸国など世界のマーケットに向け約30のブランドを展開するなど、最新の商品情報や各ブランドの取り組みをリアルタイムでグローバル共有する必要に駆られていました。百貨店、専門店、量販店、直営店などの販売現場で活用される、店頭POPや最新の商品情報、メディア掲載の記録など、販売促進につながる生きた情報のすべてを活かすため、グループウェアの導入を決定しました。
営業部門・スタッフ部門・グループ会社の各部門からキーマンを選出。試用&アンケート評価で高評価だった、desknet's NEOを採用。
数ある製品群から最終候補として絞り込まれたのが、desknet's NEOと米インターネットサービス企業が提供しているオンラインアプリケーションでした。
「旧社内ポータルは国内事業所での利用を中心に導入されたものでした。外からSSL-VPNでは入れたのですが、ダイレクトに情報にアクセスでき、迅速かつ生きた情報共有の環境へと変化させたかった。スマートフォン、タブレットなどのデバイス活用も視野に入れていたので、クラウドは必須条件でした。とことん使い込んで欲しいから、ユーザビリティ、搭載機能の使いやすさや評価も重視しました」
製品選定にあたっては、「営業部門」「スタッフ部門」「グループ会社」各部門からグループウェアを評価するキーマン30名を選定。2製品を10日間ずつ試用してもらい、両製品の感触や試用結果を「①使いやすさ」「②利便性」「③レスポンス」「④業務効率が向上するか」「⑤総合評価」の5ポイントに基づきアンケート評価し、総合評価で大差をつけたdesknet's NEOが採用されました。その後、キーマンは所属部署における導入サポートを担い、利用展開、早期定着にも影響力を発揮します。その効果もあり、導入教育は必要とせず、説明会を大阪、東京の事業所で各1回、各拠点はテレビ会議を通じて実施したのみでした。
「desknet's NEOはユーザー情報のCSVインポートが可能で、ユーザー移行もたいへんスムーズでした。移行時にはネオジャパンの電話サポートに電話をかけ、その都度的確な答えをスピーディーに返してくれたので話が早かった。外資系のサポートには求められない細やかさを感じました。管理・設定機能も直感的にわかるデザインで、すぐに実行できました。クラウド版だから、バージョンアップを自社で行う必要もなく、常に最新版を利用できるのも大きなメリットです」
導入プロセス
PROCESS1 社内検討を実施(4カ月)
数多くの製品群から「グローバル共有」「クラウド」「ユーザビリティ」「メンテナンス性」等をキーワードに候補を選定。米インターネットサービス企業が提供しているオンラインアプリケーションとdesknet's NEOを導入製品候補に社内検討を開始。
PROCESS2 ユーザー試用・検証を実施(20日間)
「営業部門」「スタッフ部門」「グループ会社」の各部門から。グループウェアを評価するキーマン30名を選定。候補となった2製品を10日間ずつ試用。
PROCESS3 アンケート実施・社内評価・導入決定(30日間)
両製品の試用結果を「①使いやすさ」「②利便性」「③レスポンス」「④業務効率が向上するか」「⑤総合評価」の5ポイントでアンケート集計。desknet's NEOが高評価を獲得。情報システム部による運用管理面での評価でも優位性が認められ採用。
各ブランドの動向、商品情報の共有、業務効率化で成長する事業を支える。
1)国内10海外7拠点で最新情報を共有
導入キーマンによるサポートの効果もあり、desknet's NEOは急速に社内浸透しました。
[インフォメーション]は、全社共有する情報をタイムリーに発信。「締日スケジュール」や「売価の改定告知」など、業務上重要な情報告知に用いられ、[設備予約]は各事業所の会議室、国内拠点を結ぶTV会議システム、海外拠点とのWeb会議の調整、予約に定着。
[文書管理]は、規程・申請書・各種マニュアルのほか、業務ごと・部署ごとにアクセス権設定をしてファイル共有・管理に活かされ、旧ポータルで使いづらかった、販促用POPのファイル管理にも活用されています。
特に、導入時ユーザー評価が高かった[回覧・レポート]は、部署内の重要連絡などに社内メールとして浸透しました。
「どの商品をどの程度製造するか、生産計画、製造ロットの確定、販売予定や予算共有などの調整に必要な資料を各部でまとめ、共有するのが[回覧・レポート]の役割です。以前のメールに比べ確認状況がよくわかり、重要な機能となっています」
2)スマートフォンとポータル活用で最新の業務情報にアクセス
導入時より計画していたスマートフォンでの活用は導入と共に定着。
「営業部門は外回り、スタッフ部門も多様な業務で離席することが多く、スマートフォンで居ながらにして連絡事項やメールの新着を確認できるようになったため、利用率が高くユーザー評価の高い機能となっています」
さらにポータルでは、業務上必要なあらゆる情報にアクセスできる工夫が凝らされました。
「desknet's NEOポータルには、データ分析・電子帳票・商品情報・勤怠管理・給与・ワークフローなど業務システムへの社内リンクを集約しました。シングルサインオンですべてにアクセスできるので、ユーザーの利便性が高まり、必ずログインする習慣がdesknet's NEOの閲覧率向上や機能活用浸透にも相乗効果をもたらしました」
3)最新のブランド動向、商品情報を共有。売上拡大、利益増につながる業務へシフト
ポータルは会社の最新動向や新商品情報、トレンド商品がどのような表現で世の中に受け入れられているかを共有する場としても機能しています。
「全社スケジュールとは別にマーケティング部による[PR&Promotion]というタブで製品紹介のメディア掲載をスケジュール上に全社公開・共有しています。メディアの反響で売り場を訪れるお客様からの問い合わせも多く、たとえ記事の詳細がわからなくても、掲載日や掲載誌から検索して、お求めの商品をピックアップできます。社員や販売現場のスタッフが自社商品の紹介記事を知ることはとても重要で、販売機会を損失しないためにも重要な役割を果たしています。特に反響が大きい、全国紙掲載の広告やTVコマーシャルについては、ポータル上にトピックス、特設項目として動画掲載しています」
掲載誌の管理は日付けからたどることが多く、それにはスケジュールで管理するのが最も確実で効率が良いのだそうです。
さらに[ネオツイ]のつぶやきでは、森下 宏明 代表取締役社長が経営者の視点でエグゼクティブ・ツイーツを発信しています。
「お客様、ユーザーあっての商品ですから、今、社会で起こっている事象やトレンドを社長独自の視点で捉え、品質向上やセールスにいかに結びつくか、コメントを発信しています。社内に刺激を与える目的もあり、商品アイデアや発想の仕方を柔軟に捉え、社員が刺激し合うきっかけ作りにもなっているのです」
desknet's NEOの導入によって国内10、海外7拠点が、同時に会社の動向を知り、最新の商品情報やメディア掲載の動向をグローバルで共有することに成功しました。
ご担当者のコメント
事業概要
旅行バッグ、スーツケース、ビジネスバッグ、スポーツバッグ、ファッションバッグ、旅行小物などの製造卸、販売。自社オリジナル、インターナショナル、ライセンスなど約30ブランドによる多角的な商品戦略を推進。2006年米ゼロハリバートン社、2019年手仕事の鞄製造技術で知られる大峽製鞄(株)を子会社化。グローバル展開を視野に、北米、欧州、中国、アジア各国の海外拠点からブランドの魅力を発信している。
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- 福岡営業所 092-419-7277
ユーザーが自発的に活用展開できるdesknet's NEOで、営業を支援するシステム本来の業務へ集中できるようになりました。
「desknet's NEOで最新の社内情報を直感的に共有でき、スマホからもチェックできる」。業務効率が向上したと社員の評価も上々です。
クラウド版なので不具合対応やバージョンアップなどの運用業務からも解放され、社員はもとより、情報システム部も「IT技術を使って、いかに売り上げを伸ばし利益を確保するか」という本来の目的を実現する環境が整いました。
デジタル革命が急速に進み、「今やらないと確実に負けていく」という危機感をあらゆる経営者が抱く時代です。情報システムの人的資源もECサイト拡充などの攻めのITへ注がれるべきという当社の理想を、desknet's NEOがかなえてくれました。