JA福岡市 福岡市農業協同組合
様の導入事例
- 業種農業協同組合
- ユーザー数600ユーザー
- 利用形態パッケージ版
【導入】「一人一台、全職員にメールアドレス」をめざし、グループウェアのリプレイスを決定。
【採用】導入&運用コスト、ユーザーの使用感で高く評価されたdesknet's NEOを採用。
【効果】組織を横断する情報連携で、アイデアの共有や業務改革の取り組みに手応えを実感。
「一人一台、全職員にメールアドレス」をめざし、グループウェアのリプレイスを決定。
── desknet's NEO導入以前は、情報共有にどのようなシステムを使っていましたか?
クライアント・サーバー型の著名なグループウェアで、主に本店からのインフォメーションに利用していました。当時は、個人のメールアドレスがなく各部署の上長が、共用PCのインフォメーションに掲載された通達事項を確認して、職員に朝礼や打合せで伝えたり、紙に出力して回覧するような手法をとっていました。
── そこで、グループウェアもリプレイスすることになったのですね。
取引先との業務や社内情報共有のIT活用を推進するプロジェクト『新情報化戦略』が始動して、グループウェアの改善も盛り込まれました。既存製品はインフォメーション、共有メールのほか、組織スケジュール程度の利用にとどまっていたので、リプレイスと同時に個人のメール利用などグループウェアの活用範囲を拡げていくことにしました。
導入&運用コスト、ユーザーの使用感で高く評価されたdesknet's NEOを採用。
── 製品選定にあたって最も重視した点について教えてください。
最優先したのはイニシャルおよびランニングコストです。JAは生産者の出資によって成り立つ相互扶助組織ですから、ワープロ・表計算ソフトもオープンソースの製品を活用するなど、コスト感覚をつねに大切にしています。
既存製品はユーザー単価も高く、そのままライセンスを増やして全職員にいきわたらせるには膨大な追加購入費用がかかり、運用費もさらに増加することがわかりました。
本店と32支店、農産物の直売所、グリーンセンター(農業指導センター)などの全事業所をあわせ50拠点、600人という大規模ユーザーへの展開を考えると導入・運用管理の面でもwebベース製品の方が有意と判断しました。さらに、導入教育にも負担がかからないように「わかりやすく、使う人に親切な製品であること」も重視しました。
── 製品選定の手法とdesknet's NEOご採用の決め手についてお聞かせください。
ベンダー数社から提案を受け、最終的にdesknet's NEOと競合品を比較検討しました。コアユーザーとなる一般職員から無作為にメンバーを選出してPCスキルが異なる職員を集め、前製品で行っていた社内連絡通知や各種書式の移行、 [インフォメーション][文書管理][ウェブメール]など活用度が高い機能を試用比較し、協議を重ねました。
desknet's NEO採用の決め手となったのは
・将来的なユーザー増まで想定したトータルコストの優位性
・市内各所に広がる支店・事業所への導入や運用管理のしやすさ
・標準搭載アプリの機能と豊富さ
などです。とりわけ試用したユーザーたちから「操作がわかりやすい」と高く評価されたことが、大きな決め手となりました。
── 導入・社内教育はどのように行われましたか?
活用度の高い機能のマニュアルを作成し文書管理で共有しましたが、講習会などは行いませんでした。2カ月ほどで問い合わせもほぼ無くなったので、短期間で利用が定着したと思います。
一方でセキュリティに関する事項には特に留意しました。事業体として業務が幅広く信用・共済事業など個人情報の扱いも多いため、情報発信の機会が多い本店のユーザーには個人情報の規程の遵守を周知徹底しました。
── desknet's NEOの導入で、新たにめざした利用構想はありましたか?
本店と支店間のリアルタイムの情報共有だけではなく、今まで難しかった地区ごとの支店や事業拠点を相互に結ぶ、ヨコの情報共有や連携は積極的に実現したかったですね。
JA福岡市では各支店が「支店行動計画」を策定して、子どもたちの食農教育や体験農業、生産品青空市など「食と農」に関するイベントや地域貢献活動に力を入れています。
イベントでは女性部(女性農業者組織)や、フレッシュミズ(若手女性農業者組織)・青年部(男性農業者組織)などが活動を担って良いアイデアがどんどん出てくるし、お米やイチゴなど品目別の生産部会活動も活発です。
トップダウンではなく、ヨコの連携こそ私たちの組合にはふさわしいし、アイデアの共有が農業生産や地域活動をより良いものにしてくれる。desknet's NEOの活用にはそんな期待感を持っていました。
組織を横断する情報連携で、アイデアの共有や業務改革の取り組みに手応えを実感。
── 導入後にまずお感じになった手応えや成果はありましたか?
懸案だった本店から支店への情報発信とタイムラグのない情報共有はすぐに実現できました。前製品で共有PCを利用して部署の情報発信をしていた上長や一部のユーザーを除けば、大部分の職員にとって職場で初めて使う個人のメールやグループウェアがdesknet's NEOだったことを考えると、短い期間に導入から実務利用までを実現できたことは最大の効果と言っていいでしょう。
── 導入後すぐに複数の機能活用が定着していったそうですね。
いち早く定着したのは[インフォメーション]と[ウェブメール]ですが、本店から各支店への通達、部署内の意見交換や資料共有など、それまで日常業務で行っていたことをdesknet's NEOの各種機能に移行していき、短期間で[文書管理] [設備予約] [アンケート] [回覧・レポート] [電子会議室]が定着しました。
導入当初には、本店からの一斉告知や支店間、部署内で相互に共有すべき決定事項などをうっかり「知らなかった」という職員がいれば、「いやいや。インフォメーションに上げて見られるようになっとろうが」と指摘するなど、「見ていないと自分が困るし、仕事の効率も落ちるんだよ」という認識を積極的に醸成したことも良かったと思います。
── 全国のJA組織にもdesknet's NEOの活用が紹介されたそうですね。
JA福岡市の「食と農」に関するさまざまなイベントや支店行動計画、「博多じょうもんさん」ブランド、ゆるキャラ「博多じょうもんさんオールスターズ」などの展開は他の組織からも注目されており、視察でいらっしゃる方もけっこう多いのですが、今回は、JA全中(全国農業協同組合中央会)のホームページで、私たちがdesknet's NEOを活用して各支店が開催する地区ごとの農業振興イベントの情報を画像で速報したり、支店間の相互理解やイベントの広報活動に役立てている様子が紹介されました。
私たちもdesknet's NEO導入以前に困っていたように、支店ごとの取り組みや事業部・課ごとの動きが相互に見えにくいのはどの農協組織も抱えている共通の課題のようです。掲載後には何件かお問い合わせもいただきました。
── desknet's NEO導入後の効果についてお聞かせください。
導入時に期待していた組織横断の情報連携には手応えを感じています。
たとえば信用・共済事業の職員は、最もJAらしいといわれる「食と農」の事業活動には、なかなかふれる機会も少なかったんです。そこで[ログイン画面]に、食農教育や収穫体験の写真を載せてみたのですが、信用・共済事業以外の事業内容・活動をお互いに知ることができるようになり、支店間の活発な情報交換やアイデアの共有も実現しています。desknet's NEOの活用で、あらゆる部門の職員が地域の農業振興に取り組むJA福岡市の日々の最新動向を共有できるようになりました。職員一人ひとりが企業価値を再認識し、仕事へのアイデアやモチベーションにつながってくれることを期待しています。
── 本日は、たいへん参考になるお話をありがとうございました。
ご活用中の機能と使い方
お話をうかがったご担当者様
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経営企画部 総合企画課 課長 岩谷雄輔 様
朝ログインするとイベントなどの写真が必ず目に入るようにしているので、直感的に伝わり、インパクトも大きいようです。今までも広報誌など文書では周知してきましたが、トップ画面にぱっと表示されると、伝わるスピードや情報の浸透度が違いますね。こういったアイデアをすぐカタチにできるのがdesknet's NEOのいいところだと思います。
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経営企画部 総合企画課 システム兼広報係長 堀 正司 様
円滑にシステムを改善していくのが私たちの使命ですが、desknet's NEOにはまだまだ豊富な機能やアプリが搭載されています。現在、紙媒体の社内報をデジタル化して、ポータルで共有・閲覧できるようにできればと構想中です。今後もユーザーのニーズをどんどん汲み上げながら、desknet's NEOを幅広く使いこなしていきたいと思います。
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経営企画部 総合企画課 山下裕志 様
desknet's NEOへの移行時にサーバーも刷新したので、使用感の向上とセキュリティ対策を一気に実現できました。安心して使えるから利用度が高まり、お互いに浸透しているから、さらに活用度も深まる。そんな相乗効果をこれからも育んでいきたいですね。
desknet's利用環境
- 製品名
- desknet's NEO
- ユーザー数
- 600ユーザー
- 導入時期
- 2004年
事業概要
- 法人名
- JA福岡市 福岡市農業協同組合
- 所在地
- 福岡県福岡市
- 設立
- 1962年10月
- 事業内容
- 農業協同組合。営農指導事業、販売事業、購買事業、信用事業、共済事業ほか。米、園芸作物(野菜・果樹・花卉)、畜産などを中心とした都市近郊農業の発展および新規就農者等の育成による地域農業の活性化、相談活動や金融・共済事業等による組合員生活の向上、食農教育や協同活動による地域活性化等に取り組んでいる。
デスクネッツの導入をサポートしたのはこの会社です。
リコージャパン株式会社
https://www.desknets.com/special/otasuke/
リコージャパンは、desknet'sに関するご相談、ご提案・お見積から、導入支援、運用支援、保守サポートまで、お客様のオフィス環境やニーズにあった製品・サービスをトータルでご提供いたします。また、desknet'sクラウド版に関するお問合せやお申込方法をご案内するサポートデスクをご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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