株式会社シーゲートコーポレーション
様の導入事例
- 業種曳船業・船舶代理店業・倉庫業・ 港湾運送業ほか
- ユーザー数300ユーザー
- 利用形態クラウド版
【導入】合併後の事業を統合し、新たな企業文化の共有を目指した。
【採用】グループ企業で利用実績のあったdesknet's NEOを設立と同時に採用。
【効果】事業統合を短期に実現。24時間稼動する港湾業務に適した活用に発展。
株式会社シーゲートコーポレーション様は、広島・呉・水島・徳山・防府の瀬戸内海諸港ならびに北九州、博多をはじめ九州諸港を基盤とする港湾運送業、船舶代理店業、倉庫業、曳船業、艀運送業、貨物利用運送業、通関業、海貨業、陸上運送業などの港湾運送事業、総合物流事業を核とした、サービス業を手がける会社です。
大手海運会社 川崎汽船グループの企業2社の合併によって誕生した同社では、2003年の会社設立と同時にdesknet's NEOを採用し、設立直後の事業統合や企業文化の醸成、社員間の意識共有などに成功しました。
その後も利用度を高めながら、desknet's NEOの各種機能を活用。多用されていたメールの本数を抑制・整理したり、ペーパーレス化などの課題を解決していきました。2015年からはdesknet'sクラウドへの移行も実現し、港湾業務に欠かせない安全管理・品質管理、緊急時対応やチームワークの強化などにご活用いただいています。
── 会社設立と同時に製品をご採用いただきました。その背景について教えてください。
当社は2003年10月に、旧内外運輸(広島市)と旧新東運輸(北九州市)が合併し設立されました。両社とも川崎汽船グループの会社として、それぞれ瀬戸内海地域および九州地域で港湾運送・船舶代理店・曳船・倉庫・海貨・通関などの事業に携わってきました。
グループ企業同士による事業強化が目的の戦略的な合併とはいえ、それぞれに長い歴史があり、実務の流れにも独自の慣習やセオリーが確立されていました。そこで、両社一丸となって新会社の企業文化を作り上げるためにグループウェアを活用することにしたのです。
トップページは全社一丸となりそれぞれの地域社会、わが国、世界により一層貢献できる、より良い会社に成長するよう努め躍進するイメージの思いを込めました。
── 新会社設立時に克服したかった課題とはどのようなものですか?
実務面では、両社ともにあらゆる情報のやりとりがeメールと紙の文書に集中する課題を抱えていました。メールに頼りすぎることで、蓄積された情報を整理・確認しづらくなっていましたし、グループアドレスで送信する回覧も閲覧状況が分からず、誰かが見落としていることがありました。紙文書の利用もまだまだ多く、情報共有に時間がかかるなどの課題がありました。
2.【採用】グループ企業で利用実績のあったdesknet's NEOを設立と同時に採用。
── desknet's NEOご採用の決め手について教えてください。
5製品ほどを比較検討し、desknet's NEOと競合品の2製品が残りました。実は当社と同じ川崎汽船のグループ企業ですでにdesknet's NEOを採用している会社があり、使用感を確認したところ評価も高く、実用上の裏付けがあったため当社でも採用することにしました。
そのほか、「インターフェースがわかりやすかったこと」、「ログイン画面がカスタマイズでき、新会社のロゴを入れて新たなスタートの高揚感を共有できたこと」、「無制限ユーザーで新会社の将来的な発展・人員増にも柔軟に対応できるところ」などが導入の決め手となりました。
── 導入教育はどのように行われましたか?
西日本を中心に8支店・18拠点あり、広島本社から各地に出向いて説明会を実施しました。
desknet's NEOの機能自体はわかりやすいので、操作説明よりは、社外メールとの使い分けや活用ルールなどに重点を置きました。説明会に先駆け、PCやIT習熟度が比較的高いユーザーの所属部署などに事前に試用版を提供しておき、各拠点で指導的立場を担ってもらったこともスムーズな説明と運用開始、全社展開に結びついたと思います。
3.【効果】事業統合を短期に実現。24時間稼動する港湾業務に適した活用に発展。
── ご利用を通じて、導入前の課題は改善できましたか?
合併・新会社設立と同時にdesknet's NEOで情報を共有することによって、別々の会社から集まった社員同士が、新会社の事業に挑むモチベーションが醸成されました。社員のチームワークや新たな企業文化を育てる基盤になったと思います。
desknet's NEOの各種機能を使い分けることでユーザーが意識的に情報を整理し、メールだけに頼ることもなくなりました。導入から10年以上使い続けてきたことで、現在は情報共有にとどまらない、業務へのさまざまな改善効果も発揮してくれていると思います。
── 業務への改善効果とは、具体的にはどのようなものですか?
[スケジュール]は経営陣も含めて全ユーザーの予定を公開し、会議や打合せ時間また上席者の行動予定も瞬時に確認できるようになった。入力された予定は行動記録として活用し業務改善に役立てています。
[設備予約]では、会議室、社用車、ETCカードなど、事前予約が必要な共有備品について、不要な予約やダブルブッキングがなくなり稼働率が向上しました。利用状況に対して設備が適性か、余剰な社内資産の検証材料にもなり、社用車を1台削減することにも成功しました。
[回覧・レポート]は、港湾荷役などの現場作業を抱える会社にとって重要な安全衛生・品質管理に活用しています。たとえば、貨物破損などの輸送事故が発生した際には、第一報を速やかに経営者、役員、現場の営業が共有して顧客対応に備え、事故後は報告書の社内共有で検証・分析を行い、予防策や業務品質の向上に活かしています。
── 導入から10年。ユーザーから自発的に活用ニーズもあがっていたそうですね。
港の仕事は海が相手です。船の入出港も天候の影響などで予定どおりにはいきません。タグボートで船の入港をサポートし、各種手続きをする船舶代理店業や港湾荷役など24時間体制で対応を迫られるのが港湾業務です。以前はファイルサーバーもイントラネットで運用しており、時には深夜に本社まで出向いて必要な書類を整えることもありました。ユーザーからは「モバイル対応や自宅からのアクセスも可能にして欲しい」という声があがっていました。
── それがdesknet'sクラウドへの移行につながったのですね。
以前のオンプレミスによる運用よりコストは抑制できましたし、運用・管理面での負担がなくなり、サーバーの移行で災害時の危機管理体制も整えられました。当然クラウドは多くのユーザーに歓迎され、現在では必要な書類をキャビネットで管理して、自宅から直接港に出向くことも可能になり、不要な待機時間がなくなりました。新たに[伝言・所在]の活用も始まり、出先でも通知メールで確認し迅速な対応が可能となりました。紙では帰社するまで確認できないし、情報管理及び情報漏洩の観点からメモを机上に残さない対応も可能となりました。
ユーザーから自発的に「desknet’s NEOをこう使いたい」と要望があがるとともに、情報共有を通してチームワークも強化されました。着実に、利用度も進化しているのかもしれませんね。
ご活用中の機能と使い方
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スケジュール
全社員の予定を公開。役員や上司の行動がわかり意思決定が速くなった。
入力された予定を行動記録として活用し、工数管理・業務改善に役立てている。 -
設備予約
すべての備品の稼働率・運用効率が向上。余剰な社内資産の検証材料となり、車輌を1台減らすなどの削減効果をあげた。
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回覧・レポート
社内向けの回覧に活用。メールの総数を減らせた。
紙の文書も可能なものはすべて移行しペーパーレス化を推進。
事故情報の共有で迅速な顧客対応、予防策や検証、安全衛生・品質管理などに活用。 -
文書管理
社内規程、各種報告書類の最新書式を保存。フォーマットの一元管理で、規程やマニュアルに則った書類が速く正確に作成できるようになった。
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その他
[インフォメーション][伝言・所在]を活用
お話をうかがったご担当者様
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取締役 経営統括部門管掌 内部監査室長 吉田仁 様
予定管理などの情報共有を継続する事で、desknet's NEOには企業にとって大切な情報が日々蓄積されていきます。[スケジュール]の行動記録を業務分析に活かす手法などもそのひとつで、経営に役立つ情報資源としても活用を続けていきたいと思います。
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経営統括部 部長 岡本政則 様
desknet's NEOは社員相互の信頼関係を育み、合併〜新会社設立後の目的意識の共有にも役立ってくれました。お互いの考えや行動を理解し合うことで組織内の連携もスムーズになり、迅速な意思決定にも役立っていると思います。
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経営統括部 副部長 吉井誠一郎 様
大切なのは、desknet's NEOで可視化された情報をどのように活かすかだと思います。社員の意識共有を図りながら、部門ごとに業務遂行に必要な知識を集積したナレッジベースにするなど、まだまだ有益な活用法があるはずです。他社様の事例も拝見しながら、ユーザーと共に発展させていきたいと思います。
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経営統括部 情報システム課 課長 竪道大輔 様
導入当初の「企業文化を作り上げる」という段階から、ユーザーが自発的にモバイル活用を求めるなど、desknet's NEOの利用度はさらに進化しています。今後はニーズに応じて積極的に機能数を増やし、利用率を高めて有効活用していきたいと思います。ネオジャパンのサポートがとても充実していて、つながりやすく解決が速いのは担当者として高く評価できる点です。ユーザーに対するこのような姿勢が、製品を安心して使い続けることにつながっています。
desknet's利用環境
- 製品名
- desknet'sクラウド
- ユーザー数
- 300ユーザー
- 導入時期
- 2003年
事業概要
- 企業名
- 株式会社シーゲートコーポレーション
- 所在地
- 広島県広島市
- 設立年
- 2003年10月
- 従業員数
- 262名
- 事業内容
- 港湾運送事業、船舶代理店業、内航海運業、倉庫業、曳船(タグボート)業など
デスクネッツの導入をサポートしたのはこの会社です。
リコージャパン株式会社
https://www.desknets.com/special/otasuke/
リコージャパンは、desknet'sに関するご相談、ご提案・お見積から、導入支援、運用支援、保守サポートまで、お客様のオフィス環境やニーズにあった製品・サー ビスをトータルでご提供いたします。また、desknet'sクラウドに関するお問合せやお申込方法をご案内するサポートデスクをご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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