株式会社みどり会
様の導入事例
株式会社みどり会は、メンバー企業156社の出資で運営されている事業法人です。人材サービス業務、保険代理店業務、会員事業業務を三つの柱に、企業の課題解決をになうグッドパートナーとして多彩なサービスを提供しています。2013年11月、社内で運用していたグループウェアからdesknet's NEOクラウドへの乗り換えによって、クラウド化とセキュアなモバイル環境を低コストで実現。すでに導入・活用していたdesknet's DBとの連携によって、営業力がさらに強化されました。
クラウド化&モバイル活用に適したdesknet's NEOに着目。
── 以前は別のグループウェアをご利用なさっていたそうですね。
desknet's NEOの競合として知られる製品でしたが、導入後すでに5年が経過していました。また、大阪本社のサーバ室でサーバーを自社管理するオンプレミスによる運用のため、大規模災害など何かが起きたときに心配な要素も多かったのです。しかも、モバイルの環境も整っていませんでした。会社を出たら情報端末が活用できないという不便さは、いちはやく改善したいところでした。
── 製品を乗り換えようと、ご検討なさったきっかけは何ですか?
2014年にちょうど既存製品のサポートが終了となり、更新に関する社内同意を得られたため製品比較を行いました。
更新時の大きな目標はクラウド化とモバイル活用でした。快適かつセキュアなモバイル環境の構築と災害時におけるオンプレミスの不安要因をいかに除くかを考えると、やはりクラウド化しかありません。運用管理の責任者は私ですが、当社の場合銀行出身の者が多く、システムにくわしい社員は私を含めほとんどいません。データの安全な管理と共に、運用の負荷を軽減できるクラウド化は非常に有意と判断しました。
価格とデータセンターへの信用性からdesknet's NEOを採用。
── desknet's NEOに着目していただいた理由は何でしょうか?
既存製品の最新版と比較するために、まず選定したのがdesknet's NEOでした。私自身は、技術的にはdesknet's NEOのほうが先を行っていると考えていましたが、社内では当然のように「今まで慣れ親しんだ製品の方がよい」という声も一部で上がっていました。
そこで、両製品を比較する資料を作成し経営会議で検討しました。desknet's NEOは、すでに中小・中堅規模の企業で確かな実績がありシェアも高く、利用機能についても、desknet's NEOになってからは今まで以上に操作もわかりやすくなり、これなら誰でも使いこなせるだろうということで採用が決定しました。
すでに2012年8月よりdesknet's DBを導入・活用していた事もあり、ネオジャパン社の製品に対する社内的な信用も下地にはあったと思います。
── 採用の決め手となったのは、どのような点ですか?
製品比較を通して社内で強い説得材料となったのは、やはり価格ですね。
desknet's NEOと既存製品との比較で、その価格差は歴然としていました。
さらに、高く評価できたのは、desknet's NEOがデータセンターを開示している点でした。ネオジャパンさんの場合は、「Amazon Web Services」や「ビットアイルクラウド」を採用していることを明示していますが、他社クラウドの多くはデータセンターの情報がまったく開示されていません。銀行グループ会社の当社では、内部統制や情報管理への要求・意識は非常に高く、たとえ「ISMSを取得しています」などとうたわれていても、データセンターが開示されていないものを採用するのは難しいのです。
実用面では、スマートフォンやタブレット端末に適した改良が加えられ、モバイル・アプリが不要なところが高く評価できました。スマートフォンに最適化された画面を標準で活用できるのがいいですね。
機能面では、社内活用度が高いアンケート機能が標準搭載されているのも採用の決め手となりました。
[desknet's採用の決め手]
・ コストパフォーマンス
・ データセンターが開示されている
・ モバイルでも使いやすいGUI
・ [アンケート]機能の標準装備
desknet's NEOなら「やるべきこと」が「すぐできる」。
── desknet's NEOへの移行と社内への定着はスムーズに進みましたか?
導入直前、2013年10月最終週の一週間をユーザーの移行準備期間にあてました。その際、レジュメを作成して全ユーザーに1時間desknet's NEOの説明をしただけです。さらに一週間の移行期間に「将来のスケジュールやアドレス帳、必要な情報のみdesknet's NEOに登録しておいて下さい」と告知するだけにしました。
当社は60歳前後の社員が中心なのですが、いざ運用を開始してみると、画面を開けば「やりたいこと」「やるべきこと」がすぐわかり、全ユーザーがあたりまえのように使いこなしていました。導入前には新たな製品への移行を渋っていた一部のユーザーも、画面を開けば何ができるか明瞭で使いやすいと感じていたようです。
── トラブルの発生や対応へのご苦労はございましたか?
導入当初、メールの設定の問題でユーザーが一斉に利用を開始した際に固まってしまったことと、インフォメーションの権限を全員に付与したために読後にうっかり削除されてしまったという二つのケース以外は、大きな障害や問題、ユーザーからの不満の声などはありませんでした。
── すでにご活用中のdesknet's DBについてうかがいたいと思います。
導入は2012年8月で、人材サービス業務、保険代理店業務、会員事業業務の主要事業部門で取引先の面談記録などを管理しています。ご出資・ご参画いただいている企業156社への営業が中心ですが、導入以前は表計算のファイルなどで各部別々に管理されていました。社員の出身母体の銀行では15年以上前から顧客情報管理のシステムが活用されていましたから、みんな「このままでいいのか」と相応の危機感は持っていました。
desknet's DBの導入によって、狙い通りに顧客情報の一元化と社内共有が進み、部門間協働が実現できたと思います。
「いつ・どの担当者が・どこの企業の・誰に会って・どのような面談内容だったのか」を「1営業訪問1データ」で共有して、東京・大阪の上職者や役員がチェックとコメントを入れるというシンプルなものですが、desknet's DBなら、やりたい事がすぐ実現できてしまうんですね。各訪問記録を見ながら、かつて担当していた者や顧客と面識がある上職者などが同行するなど、組織横断的な営業活動が進行しています。
社員にとっても、自分の働きや頑張っている事がすぐに社長にもわかってもらえる。
社長からすれば、誰がよく動いているかよくわかるので、こまめにコメントを入れたくなる。部署やチームを越えたヨコの情報連携が活性化し、上職者とのタテの情報共有もスピードアップし、営業のモチベーションも大きく変わりました。「ヨコとタテの連携を見える化」できたのが、desknet's DBの大きな効果です。
調査や要件定義の労力、総コストを考えると、自社でデータベースを構築するのは大変なものです。desknet's DBは、かんたんに作れて使い勝手もよく、実用性の高いツールと評価しています。
コスト削減・クラウド化・モバイル環境構築のすべてを実現。
── モバイルでの活用状況・効果はいかがですか?
当初のねらいどうり、モバイルについてはdesknet's NEOの導入と同時に環境が整いました。現在は部長職以上の希望者からBYODによるdesknet's NEO活用が始まっており、今後、労務管理の規程を整え営業担当者などへも拡げる予定です。
端末にデータを残さないdesknet's NEOはセキュリティ面でも評価できるのですが、当社の場合、人材サービス業務、保険代理店業務などの非常にセンシティブな情報も入っています。そこで、会社からはIPアドレス制限をかけ、外ではプライベートCAと端末にデータが残らない、セキュリティに特化した事業者向けブラウザを採用するなど、独自にセキュリティも強化しました。
desknet's NEOのモバイル活用によって、経営トップも出先や移動中にすばやい経営判断や指示が出せるようになりました。
── desknet's NEO乗り換え後の全体の効果はいかがですか?
利用開始から3ヶ月なので機能活用の効果はこれからですが、desknet's NEOの導入によって、モバイル活用が快適にできるようになり、外からメールやスケジュールがチェックできるようになったことは高く評価されています。また、以前使っていた製品はレスポンスも悪かったのですが、desknet's NEOは動作も軽快で快適です。
管理者の立場では、全体のコストが削減できた上にサーバーの管理から解放されたこと、クラウド化とモバイル活用の環境整備が同時に整い、ユーザーの満足度も高いことが評価できる点でしょう。以前のようにバージョンアップのたびに過剰に神経や体力を使う事もなくなりそうです。大阪本社と東京本部の連携もより活性化し、desknet's NEOは、コモディティ的なインフラとして定着してゆくと思います。
── 本日は貴重なお話をありがとうございました。
ご活用中の機能と使い方
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スケジュール
取締役社長も自ら予定管理を行い、経営陣も含めて全ユーザーの予定を公開している。一部のユーザーは業務上プリントアウトして活用する必要があり、出力しやすいのがよいと評価されている。
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ウェブメール
取引先をはじめ、社外とのやりとりに活用。別ウィンドウで[ウェブメール]を使いながら他の機能も活用できるので使いやすいと好評。
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インフォメーション
社内のオフィシャルな告知事項に利用。現在は、管理系の一部の人間が発信しているが、メジャーバージョンアップでインフォメーションの権限が設定できるようになったので、今後の社内ニーズに応じて利用度を拡大してゆく予定。
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伝言・所在
以前の製品ではデスクトップでしか確認できなかったが、出先でも確認できるようになった。モバイル活用の定着と共に、今後実務での利用度が高まってゆくと予測している。
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回覧・レポート
[ダイレクトメッセージ]との使い分けで、複数人数で資料を共有するときなどに社内メールとして活用している。
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文書管理
各種規程、マニュアル、申請書の書式などの管理に活用。
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アンケート
業務の特性からプライバシーマークを取得しており、年に一回義務づけられた研修の際、社内での理解度の確認や社内テストの問題配布と回収に活用。意識共有やクオリティの維持に役立てている。優待販売会、職域販売会やコンサートなど社員総出で取り組むイベントの終了後、反省会に活用し、サービスの向上に役立てている。
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設備予約
会議室などの予約管理に活用。
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ワークフロー
人事部、総務部で活用したいというニーズがあり、メジャーバージョンアップにより [ワークフロー]が機能強化されたため、今後活用領域を拡げてゆく予定。
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ダイレクトメッセージ
特にルールは設けず自由に利用している。主にマンツーマンで、添付ファイルなどがないときはメールの代わりに活用している。
お話をうかがったご担当者様
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取締役 内部統括部長 深日 剛 様
IT専門家ではありませんが、今回約150人分の初期設定をしました。システム管理の設定作業もマニュアルが充実しているため、ITにくわしくなくとも対応は可能だと思います。何より、ネオジャパンさんのサポート・デスクがすぐにつながり、つねに迅速かつていねいな対応で、社名を告げるだけでも当社の利用状況を把握していただいているのが心強いですね
desknet's利用環境
- 製品名
- desknet's NEO
- ユーザー数
- 135ユーザー
- 導入時期
- 2013年
事業概要
- 企業名
- 株式会社みどり会
- 所在地
- 大阪市中央区
- 設立
- 1970年12月
- 従業員数
- 158名
- 事業内容
- 参画企業156社の出資による事業法人として、人材サービス業務、保険代理店業務、会員事業業務などの各種サービスを提供
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