株式会社京進
様の導入事例
事業規模が拡大しグループ会社も増えるなか、グループ全体でより効率的な情報共有が可能な環境づくりへ。
御社はいま現在、大きな飛躍の時を迎えています。塾経営とは畑違いの分野にも進出していますが、拡大にはどのような意図があったのでしょうか。
塾経営が中心だった時代に蓄積してきた「人を伸ばすノウハウ」をより多彩に活かしたいと考えました。それで、保育から介護まで皆さまの人生を総合的に支えられる事業展開を目指したのです。現在は複数拠点を同時運営しながら日本語学校で外国人支援をしたり、国際交流を推進したりもしています。
これまで利用していたグループウェアはNotesと伺ったのですが、導入は1999年だったのですね。ビジネス界全体を見まわしてみても相当に早いタイミングだと思います。
96年ごろには社員に1人1台のパソコンがあるような環境をつくっていました。ですが、PCを使うなかで、社内の情報共有や協同して行う業務を効率化したいという思いもあったのです。そこでWebのグループウェアに着目しました。
導入しやすさ、使いやすさに加え、より多くの業務のシステム化も目指しAppSuiteと同時採用。
desknet's NEOに乗り換えようと思われたのはなぜでしょうか。
これまで長年使ってきたこともあり、Notesで動かしているアプリは仕組みも運用も複雑でした。運用やアプリ開発のメインは情報システム部門が請け負う体制にしていましたが、俊敏な対応がなかなかできないこともありました。そこで、グループ会社が増えてきたタイミングで別製品を探し始めたのです。特にサイボウス製、Microsoft製のものとは比較しましたね。トライアルもしつつ。ですが主に以下の理由でdesknet's NEOに決定しました。
・インストール時に複雑な設定が不要。
・Eメールと別のメーラーが一つに統合できる。
・大規模の人数でも信頼して使える。
・バージョンアップがきちんと行われていて将来性がある。
・海外でも利用できる。
・リーズナブルな価格。
・親しみやすい、使いやすい仕様。
特に、弊社は多様な社員が働いているので、誰もがとっつきやすい「使いやすさ」は重視しました。
関連会社も含めたリアルタイム情報共有による業務効率化が実現。事業急拡大による課題も解消。
単純計算になりますが、御社のNotes利用歴は19年にもなります。新たにグループウェアを導入するとなれば反発もあるかもしれません。
活用へ導く施策は工夫しました。まず、関係会社を中心に運営する保育事業から利用を開始したのです。特に保育事業はグループウェアの活用がまだされていなかったので、その保育スタッフから「このツールは便利!」と声が上がったら、その後の社内展開がしやすくなると考えました。まずグループ内で利活用の前例を作る。そして、それを旗頭にして社内浸透を図る。ただ、貴社製品がもともと使いやすいので、他事業への拡大での抵抗例はありません。しかもAppSuiteで「desknet's NEO活用目安箱」的なアプリもつくり、活用上の意見を集めました。とはいえ情報システム担当への問い合わせは本当に少なかったです。
御社はdesknet's NEOとAppSuiteを同時かつ同ライセンス数で導入されました。最初から基本機能を使いつつアプリも加えられていたのですね。
Notesで実施していたことを最適化したかったのです。たとえば会長や社長が発信したメッセージに対し、各社員が感想等をレポートにし、登録するシステムがありました。その内容について上層部も返信をするなど、上下間でインタラクティブなやりとりをしていた。AppSuiteなら、そういった環境がつくれます(※写真①)し、アクセス権の設定でやりとりもクローズドな状態にできます。また、「これは」といった社員の建設的な意見は上層部の裁量ですぐグループ公開もできる。そういった操作はdesknet's NEOの標準機能では実現が難しかったので、AppSuiteで環境づくりを進めています。
導入前からそういった将来を見越してAppSuiteを検討されていたのですね。
同アプリでいえば、今後、グループ全体1500人程がレポート提出できる仕様にしていく予定です。もちろん全てのレポートに社長が返信するわけではありませんが、既読のレポート、社長が返信したレポート、推奨レポート等を目的に応じてソートして表示したいという場面は日常的にある。AppSuiteなら必要なレポートだけをステータスで仕分けして表示できるので便利です。
ちなみに、今いくつのアプリがあるのでしょうか。
実は弊社ではアプリ制作を現場に任せています。約160のアプリがすでにあります。AppSuite活用研修をしっかり行っているので、現場レベルで開発・メンテナンスができています。AppSuiteが使いやすいため「これなら現場でできる!」と確信しました。
「160」は衝撃的な数字です。しかし、現場がアプリを自由につくるとなると、管理側は心配なのでは……。
もちろん心配ではありますが、現場の機動的な利用を優先しました。その上でアプリ制作者には研修等を行い、セキュリティ意識を高めています。また、管理という点では、desknet's NEOライセンスの管理や共有ディスクの残容量などをリアルタイムで確認できるようにもしています。社内システムの稼働に関する情報を全部グラフ化して[ポータル]にまとめているのです。便利ですよ。ちなみにdesknet's NEOの社員利用率も可視化しました。Notes時代にNotes稼働率をチェックしていたのです。なかなか利用率が上がらなかったので。ですが、desknet's NEOになったら稼働率がほぼ100%になり、逆にこの社員利用率アプリは必要がなくなってしまった(笑)。
反響の大きかったアプリを最後に一つ紹介していただけますか。
ある事業部で展開を始めた職員による「気づき」の共有アプリですね。顧客の安全安心に関わる取り組みとして、各拠点の運営で気づいたことやヒヤリとしたことなどを、些細なことであっても報告し、随時、全スタッフに共有しています。それが事故やトラブルの未然防止につながる。
気づきの報告やインシデント報告というと、「詳細に報告しても本部が何もしてくれないから、意味がない」といったことがよくあるそうですが、御社の場合いかがですか。
情報がリアルタイムに共有されるので、本部の対応も的確かつスムーズにできます。さらに、現場的には報告内容が常に横展開される仕組みもつくりました。「この設備が古いので買い替え検討を」といったことが迅速に共有される。こういったことをとおし、サービスのさらなる向上も目指しています。desknet's NEOとAppSuiteによる一生支援事業を充実させていきます。
ご活用中の機能と使い方
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ポータル
全社的なポータルと事業別ポータルがある。各事業に特化した仕様を実現。また、全ポータル共通で情報が反映される自由形式の領域(書き込み可能なスペース)を各ポータル最上部に設置。システム障害などの緊急時にそこに書き込めば、全ポータルのトップにその情報が表示されるため、確認もれがほぼ無い。情報の更新も即時周知できる。AppSuiteの情報もグラフ等で集まっているため、本機能は社内の情報一大拠点になっている。
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スケジュール
予定の共有や日程調整の効率化の効果がでている。多数の拠点を抱えているからこそ、事業や部課を越えたスケジュール確認が事業間等の連携をスムーズにしている。
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設備予約
会議室等の管理を行っている。高校生などの学習拠点は昼間、稼働することが少ないため、そのスペースの貸し借りも本機能で実現。サテライトオフィス的に施設活用が進んでいる。
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インフォメーション
自社の新聞掲載情報やイベントの連絡等々多彩な全社連絡を行っている。双方向的な全社的やりとりは[ポータル]や[AppSuite]で実施。
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AppSuite
約160のアプリがある。本文で紹介したもの以外では、社外用申請処理アプリ、社内FAQ、社内教育の研修推進アプリ等が利活用されている。研修推進アプリでは、受付管理から研修後のアンケート提出・管理までが統合的に実施できる。
お話をうかがったご担当者様
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情報システム部長 山本宗孝 様
desknet's NEOとAppSuiteはとにかく使いやすいです。現場でのアプリ開発も想像以上に進みました。今後はAPI等の充実で外部システムとの連携も視野に入れています。それもAppSuiteのバージョンアップでより充実した形で可能になるとネオジャパンさんを信じています。
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情報システム部IT企画開発課 廣澤剛 様
私は[ToDo]を活用しています。タスク管理に便利です。スケジュールカレンダーにタスクが一覧表示されるので、常に俯瞰しながら仕事を進められます。今後、まずは[ワークフロー]の活用を始めます。展開が楽しみです。
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情報システム部IT企画開発課 川嶋妃佐代 様
外部システムやAppSuiteアプリをアイコン化して[ポータル]に集約しています。ユーザーは「何のシステムか」を意識することなく、社内のさまざまなシステムを行き来できます。今後[ポータル]をさらに充実させ、desknet's NEOを起動すれば必要なことが何でもできるという認識を広げたいです。
desknet's利用環境
- 製品名
- desknet's NEO
- ユーザー数
- 1,500ユーザー
- 導入時期
- 2018年
事業概要
デスクネッツの導入をサポートしたのはこの会社です。
リコージャパン株式会社
https://www.desknets.com/special/otasuke/
リコージャパンは、desknet'sに関するご相談、ご提案・お見積から、導入支援、運用支援、保守サポートまで、お客様のオフィス環境やニーズにあった製品・サービスをトータルでご提供いたします。また、desknet'sクラウド版に関するお問合せやお申込方法をご案内するサポートデスクをご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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