霧島酒造株式会社
様の導入事例
トップブランド「黒霧島」をはじめ「白霧島」「赤霧島」などの本格芋焼酎で全国区の人気を誇る霧島酒造株式会社様。
霧島酒造様が将来予測されるユーザー増やコスト高への対策としてグループウェアをdesknet's NEOへとリプレイスしたのは2006年のことでした。売上高も順調に伸び続けるなか、desknet's NEOは霧島酒造様の事業や経営にどのように活かされてきたのか? 成長と共に歩んだその活用の軌跡をたどり、業務の中核を担うポータルサイトとしての機能強化など、これからの展望についてもうかがいました。
急成長に機能とコスパで応える製品がdesknet's NEOだった。
── まさに急成長の過程で、desknet'sをご採用いただきました。
以前はネオジャパンとシェアを二分するグループウェアを採用していたのですが、事業拡大にともなう社員増に対し、将来的なコストの増大が予測されました。旧製品は使用感についても決して満足できるものではなく、「より使いやすくコストパフォーマンスの高い製品を」とベンダーさんと協議した結果リプレイスしたのがdesknet'sでした。社員が急増する中、実務上の効率化や利便性だけではなく事業方針の共有や内部統制にも役立てたいという構想がありました。
── その後も業績は堅調に成長を続けています。
「黒霧島」を例にとっても販売数量は導入当時より倍近くまで伸び続け、社員数も約170名増え、ユーザー数も400名になりました。事業拡大とユーザーの急増を予測してリプレイスしたdesknet'sですが、コスト面では確かな効果を得られましたし、事業の拡大にともなう工場の増設や『霧島ファクトリーガーデン』(志比田工場併設)のレストラン、ベーカリーの新規開店など施設の増設にも、迅速にdesknet'sの利用環境を整備できました。
── 導入時の課題や目的はある程度解決できたとお考えですか?
導入時の第1の課題、コストパフォーマンスについては予測した通りの効果が得られています。活用面では、社員増を含めた急激な組織の変化にもよく応えてくれました。PCに慣れた若い社員が数多く入社したこともあり、特別な社内教育などを行わなくてもすぐに実務で活用できるのは、今も社員数が増え続ける現状にあって、高く評価できますね。
これからも成長を後押し。ポータルで新たな活用のステップへ。
── 導入後、利用状況などに大きな変化はありましたか?
[ウェブメール][回覧・レポート][インフォメーション]など中心となる活用機能は変わりませんが、事業の拡大と成長に比例するようにdesknet'sの利用度も高まってきました。[ウェブメール]は実務に不可欠ですから、ログイン後はdesknet'sを活用し続けるという状態です。
── 機能活用に進化はみられましたか?
[インフォメーション]が社内告知などのタテの情報系とすれば、[回覧・レポート]は部署内あるいはセクションを超えたヨコの情報連携を担っています。共有資料に対して閲覧確認やコメントの共有ができる点などがユーザーにも好評で、外部とのやりとりが中心となる[ウェブメール]と使い分けながら実務に定着しています。機能数こそ変わりませんが、活用度は確実に深まっています。
── 現状の課題や今後のご利用方針についてお聞かせください。
問題や課題はありませんが、今後の発展的な活用展望ならありますよ。
2014年3月desknet's NEOへ移行しましたが、HTML5採用によるドラッグ&ドロップなど[ウェブメール]の使用感の向上はユーザーからも好評です。さらにスマートフォン版の使いやすさとポータル活用の可能性が見えたことがNEO移行の大きな成果につながりました。
── ご活用の展望とは、どのような構想ですか?
まずスマートフォン版についてですが、PCの活用を想定していた導入当時とは異なり、スマートフォン専用画面のあるdesknet's NEOのほうがより活用範囲が広がるだろうという狙いがありました。すぐに実用化し、すでに150台が活用されています。スマートフォン版の採用で、営業担当者の機動力もアップし、訪問件数の向上や迅速な取引先対応に直結しています。スマートデバイスの活用台数はこれからも増えていくと思います。
── ポータル活用への取り組みについてはいかがでしょうか?
[ウェブメール]の活用で一日ログインしている環境を活かして、desknet's NEOを業務系アプリケーションの入り口としています。シングルサインオンで必要な業務システムのすべてを使いこなすための基盤としてdesknet's NEOポータルを発展させ、タブ連携で業務系Webアプリケーションを効率良く使いこなせるようにしています。
品質向上と顧客満足のために。新システムがポータルで始動!
── 最初に連携化したアプリケーションは何ですか?
まず、最優先で取り組んだのは「お客様からの問い合わせ情報」を集約したシステムとの連携です。desknet's NEOにマッチするよう“Voice−net'sボイスネッツ”という親しみやすい社内呼称もつけました。
電話やメールなどで寄せられるお客様の声を全社で共有し、商品開発や品質向上に活かすシステムで、desknet's NEOとの連携によってお客様の声への迅速な対応が可能となりました。
── desknet's NEOポータル上で運用するメリットは何ですか?
クレームやお叱りの声をいただいた際には関連部署が速やかに的確な対応を実現しなくてはなりません。つねにログインしているdesknet's NEOとの連携なら、緊急対応が必要な案件が発生しても、関連部署が一斉に素速い初動体制を整えられます。さらに、情報そのものを課題として共有し、反省や検証、改善策として役立てるうえでもdesknet's NEOとの連携が効果的なんです。
── 大切なお客様の声がdesknet's NEOとの連携で活かされるのは私どもとしてもうれしいかぎりです。
製品に関しては、香りや風味に関する繊細なご指摘も多く、すべてを体系的に管理することで、全社全部門で品質向上や新商品開発、サービスの充実など「お客様満足」のために活かされます。これまでにも、お客様相談室が承った声を[インフォメーション]で告知してきましたが、より有機的にお客様の声を[回覧・レポート]で共有しながら、サービス改善や品質向上などに活かせると思います。
── 現時点でのdesknet's NEOに対するご評価をお聞かせください。
霧島酒造株式会社にとって、お客様の声は最も大切なものです。desknet's NEOポータルに“Voice−net'sボイスネッツ”を連携させるのも、貴重なお客様の声を共有しやすく、的確な対応で製品品質・企業価値の向上にダイレクトに活かせるからです。
また、毎日お客様を迎える『霧島ファクトリーガーデン』では、レストランやベーカリー・カフェの全店舗のスタッフが多忙な店舗業務のかたわらdesknet's NEOで施設内の情報を共有し、お客様に心地よくお過ごしいただくために活用されています。
経営の中枢から現場のスタッフまで、desknet's NEOとそのポータル活用を通して、お客様と品質を大切にする私たちの意識をこれからも高めていきたいと思います。
ご活用中の機能と使い方
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ウェブメール
業務の主力メールとして活用。desknet's NEO移行後は、使用感の向上、スマートデバイスにおける見やすさなどをユーザーが高評価し、利用度がさらに高まっている。
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インフォメーション
各部門に発信権限者を置き、緊急性の高い情報発信、全社告知などに毎日活用。業界動向、メンテナンス情報、慶弔・人事など社内的告知全般に利用。
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スケジュール
全ユーザーが公開。他機能との連携や活用法はユーザーが自主管理。
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ネオツイ
ダイレクトメッセージをアイデアやメッセージの交換。
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設備予約
会議室、備品、社用車管理に活用。管理品目は事業拡大と共に増加中。
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電子会議室
グループ、部署内、部署間で必要に応じて設定。
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回覧・レポート
部署間の情報伝達や連携を中心に活用。コメントもやりとりでき、資料共有や双方向の確認が必要な場合に多用されている。
お話をうかがったご担当者様
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管理本部 システム管理課 橋口恵 様
「そうそうそこが!」といった痒いところに手が届くような更新が細やかに繰り返されているのがdesknet's NEOのいいところですね。導入教育も不要で若手の多い部署では「こんな機能があったよ」と共有しあって、新たな活用法が定着することも多いようです。ユーザー視点の機能改善をこれからも重ねて欲しいと思います。
desknet's利用環境
- 製品名
- desknet's NEO
- ユーザー数
- 400ユーザー
- 導入時期
- 2006年
事業概要
- 企業名
- 霧島酒造株式会社
- 所在地
- 宮崎県都城市
- 設立年
- 1949年5月(創業1916年5月)
- 従業員数
- 462名
- 事業内容
- 酒造業。「白霧島」「黒霧島」「赤霧島」などの本格芋焼酎、その他本格焼酎、地ビールの製造・販売。
デスクネッツの導入をサポートしたのはこの会社です。
株式会社九州日立システムズ
https://www.kyushu-hitachi-systems.co.jp/
九州エリアに根ざした当社は、ITプラットフォームの構築技術を強みとし、システムご導入のコンサルテーションから設計・構築・保守までの全領域を高品質でサポートしております。また、全国展開を検討されるお客様にも、日立システムズグループの総合力によってサービス体制を創り上げ、ご提案・サポートをしております。
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desknet's NEO拡販担当
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