三紀運輸株式会社
様の導入事例
三紀運輸株式会社様は、食品輸送に特化した鮮度管理物流の専門企業です。仕入れ〜配送までを一貫して請け負うサードパーティーロジスティクスによって、食品を最高品質で維持管理・高速輸送する独自のノウハウを確立。大手スーパーなどのチェーンストア業界や食品業界の緻密かつ高度な輸送ニーズに応えています。社内情報共有にグループウェアをいち早く導入した三紀運輸株式会社様ですが、既導入のC/S製品やその後採用したウェブベース製品の不十分さを克服するためにdesknet's NEOへリプレイス。グループウェアdesknet's NEOを介して、業務システムの効率的な運用も実現しています。
── 以前のグループウェアでは、どのような課題があったのでしょうか?
当社は岩手から鹿児島まで、全国に支店や営業所を配置しています。事業所間の確実な意思疎通をリアルタイムで実現しようと2002年、C/S版のグループウェアを導入しました。ちょうどメーカー系のシステムインテグレーターを通して事業系・情報系のシステムを導入するタイミングで、グループウェアもその一環として採用したのですが、システム全体で数億単位のコストがかかり、売り上げとの比率から見ても不均衡なコストが生じていました。そのまま使い続けるにはあまりにも課題が多く、さらに毎年のメンテナンス費用も加算され莫大な投資となっていました。
── そこでシステムの見直しが行われたのですね。
システム管理部を新設し、すべてを再検証しました。2008年にはグループウェアも他社製のウェブベース製品へリプレイスしました。ある程度コスト抑制効果は得られましたが、2013年4月にサーバー類の更新時期を迎えるにあたって、より使い勝手の良いグループウェアへのリプレイスをふたたび検討することにしました。
ウェブメールの使用感とコストパフォーマンスを評価し、desknet's NEOを採用。
── ご検討の後に、desknet's NEOをご採用いただきました。
実情に適したグループウェアを検討していたところにdesknet's NEOのリリース情報を得ました。2013年2月が正式リリースなので実際の試用期間は短かったのですが、それまでの製品への不満や課題を克服できると共に、リプレイスにあたっての機能的な要件も網羅していました。前製品で問題となっていた改善要求項目も満たしていましたので、2013年3月には導入を正式決定しています。
── desknet's NEOをご採用いただいた決め手についてお聞かせください。
desknet's NEOと競合製品の比較も行いましたが、競合品は販売会社の対応面に不満もあり、結局ウェブ上のデモで確認するにとどまりました。desknet's NEOについては、前製品で活用していた機能に該当するものはすべて試用しました。特にメールの改善が顕著で、ドラッグ&ドロップの使用感なども、よりクライアントメールに近い感覚で活用でき、全体的に革新的な要素を感じました。単純にコストだけみれば安価な製品は他にもありますが、実質的な機能と価格のバランス=コストパフォーマンスという観点からdesknet's NEOを採用することにしたのです。
[desknet's採用の決め手]
・前製品の改善項目を満たしていた
・C/Sメールに近いウェブメールの使いやすさ
・機能と価格のバランス=コストパフォーマンス
・販売会社の対応が良かった
導入教育なし。1カ月の並行運用のみでdesknet's NEOが定着。
── リプレイスにあたって特別な導入教育などは実施なさいましたか?
以前のシステムで、ユーザーはグループウェアの概念や各機能の役割を理解していたため、特別な教育は必要ありませんでした。ただし、desknet's NEOのインターフェースや機能に慣れるまでに約1カ月間前製品と並行運用を行い、移行および試用期間としました。ユーザーには旧製品のデータは1カ月後にすべて削除することを理解してもらい、並行運用期間はdesknet's NEOの各機能への自由な書き込みも積極的に行ってもらいました。
ウェブメールについては、ドラッグ&ドロップなど操作性が向上し、ユーザーも通常のメーラー同様、当初より違和感なく活用できていたと思います。
── desknet's NEOへの移行時に、何かご苦労はなさいましたか?
他社製品からのリプレイスという背景もあり、データの移行は最小限に留めました。最も重要なユーザー情報だけをExcelデータに変換して、CSV形式でインポートしています。それ以外のデータに関しては新たに登録していく方法をとりました。そのための並行運用でもあったわけです。ユーザーにとっては、ほぼ新規に使いはじめることになりましたが、過去の不要なデータを整理する良い機会にもなり、大きな混乱や不満はなかったと思います。
一部、支店長クラスでメールのアドレス情報が多い社員はシステム管理チームでアドレス・データの移行などをサポートしましたが、それ以外はほぼ新規構築です。前製品は2014年4月でサポートも切れ、現在は自然な流れで100パーセントdesknet's NEOに移行しています。
desknet's NEOで業務システムの利用効率も向上。
── desknet's NEOの導入効果についてお聞かせください。
desknet's NEOを採用したことによって、以前の製品以上の使いやすさをグループウェアで実現できました。ウェブメールもさらに機能的になり、コミュニケーションツールとしての活用度は確実に拡がっています。朝desknet's NEOを起ち上げたらシングルサインオンで基幹システムや社内ホームページも自由に活用でき、業務システムの利用効率も向上したと思います。
── 本日は貴重なお話をありがとうございました。
ご活用中の機能と使い方
-
ポータル
ポータルとしてdesknet's NEOを活用し、業務に不可欠な基幹配送管理システムやワークフローなどへのシングルサインオンを実現。重要なリンクを集めた社内ホームページなどもレイアウトされ、ユーザーが各種システムを縦横に活用できるようにしている。
-
インフォメーション
物流業に不可欠なドライバー向けの告知事項などを全国の支店・営業所で共有。国交省の指導により法令で定められた安全運行計画や年度・月・日ごとの安全運行目標ども掲示されている。それらを各拠点の朝礼やミーティングで確認しあう慣例となっており、掲示および印刷によって、社員・ドライバーが安全意識を共有している。
-
スケジュール
部署・個人単位で活用。一般社員はオープンにしているが、代表取締役社長は秘書および、相互に予定確認が必要な役員・社員にのみ公開している。
-
回覧・レポート
閲覧状況も確認できるので、本社から各支店への連絡・通達・告知に活用。安全目標や速度管理、法令遵守、走行マナーの強化などコンプライアンス関連の共有項目や、豪雨・雪など天候による路面状況や交通情報など、支店・営業所からの注意喚起情報を共有している。日々の朝礼の内容は必ず提示され、業務の都合で参加できなかった社員が確認できるようにしている。さらに、各部署ごとに独自の使い方も定着し利用度の高い機能。
-
電子会議室
新規プロジェクトに際して、支店間の情報交換に活用することなどを検討中。
-
文書管理
適性診断、健康診断などドライバーの提出書類や従業員本人が押捺して提出する各種申請書類の最新版を保存。各支店ごとに入力して利用する勤怠表などのExcelフォーマットやひな形も保管している。全支店・営業所がつねに最新版を共有している。
-
ウェブメール
かつては守秘義務の観点から、社内限定メールだけが使われていたが、desknet's NEOから通常のメールとしての活用が定着。ドラッグ&ドロップなど、クライアントメールに近い使用感で使いやすく、業務用のメールとして活用されている。
-
ブックマーク
利用頻度の高いホームページへのリンクをまとめたブックマークをレイアウト。
ドライバーの日報入力フォームなど、ウェブ上で入力する各種リンクや労働状況のホームページなど、業務上頻繁に閲覧する各種コンテンツへリンクしている。
お話をうかがったご担当者様
-
代表取締役社長 杉野利幸 様
リプレイス直後に支店・営業所でユーザーの意見を集約しましたが、使用感も良く、不満の声はありませんでした。トラックの輸送がメインの会社ですから、事故や道路状況などの重要情報が全国の支店・営業所でリアルタイムに共有できるのは重要なこと。毎朝必ずチェックする習慣も定着しました。desknet's NEOを介して各種システムも活用でき、今では空気のようにあたり前の存在として社内に定着しています。
-
システム管理チーム次長 鈴木猛 様
以前の製品より使いやすく、日々便利に活用していますが、利用度が次第に高まっていくと、さらに一歩先の機能が欲しくなるものです。そのようなユーザーのニーズに応えながら、desknet's NEOには、つねに進化を続けて欲しいと思います。
desknet's利用環境
- 製品名
- desknet's NEO
- ユーザー数
- 150ユーザー
- 導入時期
- 2013年
事業概要
- 企業名
- 三紀運輸株式会社
- 所在地
- 大阪府吹田市
- 設立年
- 1972年5月
- 職員数
- 1,400名
- 事業内容
- 物流業。食品輸送を専門としたサードパーティーロジスティクス (3PL/物流最適化支援事業)による鮮度管理物流、一般貸切輸送の近郊/遠隔(長距離)大型輸送、中小ロット荷の全国輸送、FC店舗への食品輸送、小売店舗への四温帯輸送(食品)など。
デスクネッツの導入をサポートしたのはこの会社です。
NCS&A株式会社
NCS&A株式会社は、システムインテグレーション、ソフトウェアの受託開発、ソフトウェア・パッケージの提案や導入支援など、高い技術としなやかな発想が生み出すITソリューションでお客様の成長を強力にサポートするシステム作りを実現します。
お問合せ先:
第五ソリューション事業部
TEL:06-6946-2694
すべての機能は今すぐ無料で
体験できます
電話でお問い合わせ
平日9時 - 12時 / 13時 - 18時
- 横浜本社 045-640-5906
- 大阪営業所 06-4560-5900
- 名古屋営業所 052-856-3310
- 福岡営業所 092-419-7277