常石グループ
様の導入事例
ユーザー数6000の規模を誇る常石グループが20年愛用し続けるスケジュール管理と設備予約。Microsoft 365とも連携
常石グループ様は、1942年に設立された地元でも名の知れた有力企業で、広島県福山市にて海運事業や造船事業、商社・エネルギー事業、環境事業、ライフ&リゾート事業など幅広い事業を展開しています。今回、取材に応じてくれたツネイシホールディングス様は常石グループの持ち株会社です。オフィスからは、瀬戸内海の穏やかな海に面した造船所や大きなクレーンが立ち並ぶ様子が見られます。グループ内の利用者数は6000に上り、desknet’s NEOのスケジュール管理や設備予約などを愛用し続けて20年になります。今回、常石グループ様がなぜそれほどまで長く愛用してくださっているのか? 活用方法なども含めてグループのITを支えるキーパーソンたちにインタビューしました。
<お話を伺った方>
経営層からグループの組織を横断しながら、
円滑なスケジュール管理ができる仕組みを整備してほしいと要望があった。
ツネイシホールディングス様は、30の事業会社を抱える常石グループの持ち株会社です。グループのICTを支える情報戦略部は、グループ内のDX推進をはじめ、課題解決や業務効率化のためのICT活用について、各社に指示を出す重要な役目を担っています。ちなみに情報戦略部は2つのチームから構成されており、DX推進グループと今回、取材に応じてくれた情報システムグループがあります。
DX推進グループはその名の通り、グループ内でのDXを推進するのが主なミッションで、アプリケーション開発を中心に行っています。一方で、情報システムグループは業務を遂行するうえで欠かせないサーバーやネットワークなどのインフラ管理はもちろん、システムトラブルが発生したときのユーザーサポートなども担当しています。細かい問い合わせを含めると、1カ月あたり約200件の問い合わせが来るといいます。ちなみにdesknet’s NEOを導入するきっかけは、経営層から情報戦略部に常石グループ全体のスケジュールを可視化してほしいという改善要望があったためだといいます。
「当時、ホワイトボードなどに行き先などを記載するスタイルでした。それが不便ということで、スケジュールを可視化するようにと経営層から改善要請があり、スケジュール管理をいつでもどこでもできるものを探していました」(情報戦略部 情報システムグループ 課長 原 正樹様)
導入対象は常石グループで6000ユーザー。選定では運用コストを安く抑えられ、 使いやすいインターフェースは外せないポイントだった。
そこで当時、情報戦略部でスケジュール管理ができるソフトウェアをいくつか比較検討した後、desknet’s NEOの導入を決めました。決定した理由を聞くと、使いやすさと価格のリーズナブルさだったといいます。
「導入対象が常石グループで、ユーザー数が6000と多いので、運用コストが安いということは、何よりも重要です。グループ内でユーザーが増えても1ユーザーあたりの金額が安ければ負担が軽くてすみます。そこは絶対に外せないポイントでした」(原様)
常石グループ様はdesknet’s NEOを愛用して20年になりますが、定期的にスケジュール管理のソフトウェアがdesknet’s NEOのままでよいのか、検討する機会が何度もあったといいます。にもかかわらず、乗り換えることなく、なぜ使い続けておられるのか質問すると、
「運用コストが安いというのは使い続けている理由の一つです。また既に20年以上利用しているため、インターフェースに慣れ親しんだ従業員も多いということがあります。これまで何度か、他社製品を比較検討したことはありましたが、やはりdesknet’s NEOがいいという話で落ち着きました」(原様)
グループの組織をこえて、
柔軟にスケジュール調整ができると現場からも好評!
[Microsoft365との連携]
コロナ禍の影響で増えたオンライン会議をMicrosoft365との連携でスムーズに行う。
最近、常石グループ様内で利用していて便利なのは、Microsoft365との連携です。新型コロナウイルス感染症の影響で、Teamsの利用が急増。2022年11月からMicrosoft365を導入し、Outlookとの連携を開始すると、以前はdesknet’s NEOだけでスケジュール管理をしていましたが、今ではOutlookからもスケジュール管理を行う従業員が増えたといいます。
また、常石グループ様では、グループ会社と従業員数が多いからこその使い方があります。スケジュールの管理は、グループ会社すべてのスケジュールの権限にあえて制限はかけていません。その理由を原様は、「グループ会社同士でスケジュール調整が必要になるケースが多々あります。そのときに制限を設けてしまうと、かえって不便になるのです。ですからあえてすべてのスケジュールをオープンにしていて、誰でも閲覧できるようにしています」と話します。
ほかにもグループ企業内でプロジェクトを行う場合、個人グループ設定でグループを作成し、そこからスケジュール確認や調整ができるのも便利だといいます。
最後にスケジュール管理について“現場からの改善要望はありませんか?”とたずねると、Teamsからスケジュールを入力し、desknet’s NEOに連携した場合、desknet’s NEOのスケジュール画面からTeamsの会議への参加がスムーズにできない点をどうにかしてほしいという話が出てきました。
現在、常石グループ様で利用しているのはdesknet’s NEOのバージョン7.1ですが、これを最新版の8.5にアップグレードすれば、Teams会議をdesknet’s NEO上で簡単に作成できるという話を聞くと、
「スケジュール機能からTeams会議へスムーズに参加できるようになれば、現場の人たちが喜ぶ姿が目に浮かびます。情報戦略部でぜひ前向きにアップグレードを検討させていただきたいです」(原様)と話してくれました。
今後さらなるdesknet’s NEOの活用が楽しみです。
ご担当者のコメント
事業概要
常石グループは、連結売上高3000億円をこえ、グローバル従業員数は6000人という規模を誇る、中国・四国地方でも有数の企業です。「社員の幸せのために事業の安定と発展を追求する」を企業理念に掲げる同グループは、広島県福山市にて海運事業や造船事業、商社・エネルギー事業、環境事業、ライフ&リゾート事業など幅広い事業を展開しています。
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Microsoft 365と連携したときには社内ポータルサイトでアナウンスを行い、オンラインで簡単な説明会を行いました。使い始めたばかりのころは、Microsoft 365とdesknet’s NEO、双方向で同期するという仕組みに慣れていない人が多く、問い合わせもありました。しかし、しばらくするとユーザーが慣れたようで、問い合わせもぐんと減りました。使いやすいインターフェースのおかげで、新機能を追加したときにサポートする負担がそれほどないのがいいですね。
スケジュール予約をするときに全グループ会社の従業員なら誰でも選べるのが便利です。それに設備予約は各社それぞれ設備があるのですが、それもグループ分けして設定ができます。ですから簡単に必要な設備を探せますし、すぐに予約ができるので助かっています。