住友ベークライト株式会社
様の導入事例

20年使い続けたグループウェアに課題を感じリプレイス。
5,000ユーザーによるDX推進に活かす。

住友ベークライト株式会社
事業内容
プラスチック製品の開発・製造・販売
設立
1932年1月
利用形態
パッケージ版
導入までの期間
1年4カ月
ユーザー数
5000ユーザー
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住友ベークライト株式会社様導入事例

住友ベークライト株式会社様は、今から100年以上前、日本で初めてフェノール樹脂「ベークライト」の製造に成功した会社を起源とする歴史ある企業です。

デジタル化社会を支える「半導体関連材料」、幅広い分野で優れた特性を発揮する「高機能プラスチック」、ヘルスケア、食品、建築分野などから成る「クオリティ・オブ・ライフ関連製品」の3事業セグメントによる多彩な製品が社会のさまざまな場所で活躍。青果物鮮度を保持する「P-プラス®」はフードロス削減に貢献。半導体用封止材で世界約40%*、医薬品包装用PTPシートで国内約70%*のシェアを誇り、ニッチな市場で業界をリードする製品を数多く世に送り出してきました。

近年は、重点課題としてサステナビリティの推進に取り組み、資源循環・再生可能なバイオマス原料製品など環境負荷の少ない製品開発にも注力しています。

同社では2022年、約20年にわたり利用してきたグループウェアをdesknet's NEOにリプレイス。あわせてAppSuiteも導入し、DX推進の端緒となる情報基盤として社内展開しています。

社員間のコミュニケーションや情報共有に留まらない、DX推進の可能性を拓く活用手法についてご紹介します。

*市場シェアは住友ベークライト調べ

林 史郎 様
情報システム部長
松原 智紀 様
住ベ情報システム株式会社 ITインフラ企画グループ 主査
導入前の課題

メールへの依存を改め、潜在する有用情報を活かしたDXを推進したい。
20年利用・定着していた製品の将来性に課題を感じ、リプレイスを決定。

住友ベークライト株式会社様では、20年以上にわたり活用を継続していたグループウェア製品があり、利用も定着していましたが、製品の進化や将来性については課題も感じられる状況でした。

スケジュール、掲示板、施設管理等の基本機能を備えているものの、社内の情報共有やコミュニケーションは、メールへの依存度が高く、添付ファイルも相当な量となっていました。

メールへの依存を改め、潜在する有用情報を活かしたDXを推進したい。

「現行利用のグループウェアにはない機能を備えたコミュニケーション基盤へと移行することで、ユーザ自身で業務変革を進める風土の醸成にも繋げたいと考えました」

長年の実績もある既存のグループウェアでしたが、業務の中であたりまえのように活用するツールだからこそ、業務の課題を浮き彫りにし、事業の改善につながるものであって欲しい。そのような狙いから、リプレイスに向けた製品検討が行われました。

選定理由

使いやすい画面構成、機能間の連携のしやすさで、多様な職種のデジタルスキルに応えるdesknet's NEOを採用。
DX推進の情報基盤として、ノーコード開発の可能性にも期待。

旧グループウェアは長年の実績があるため、リプレイスに際して社員が戸惑わない移行手法にも留意し、数ある製品群の中から3製品に絞り込み精査されました。

「製造業のため、オフィスで働く社員だけではなく、研究所や工場があり、職種も幅広いのが特徴です。中にはPCを毎日は使わない現場もあるため、職場や職種によってデジタルスキルも多様です。」

従前の製品による機能活用の経験を活かせ、幅広いデジタルスキルのユーザーすべてに利用上の戸惑いがないこと。なおかつスキルの高いユーザーの高度な要求にも応えられる製品としてdesknet's NEOが採用されます。

「GUIがわかりやすく、多機能かつ機能間の連携がしやすい点は、将来的な複数機能の活用と発展も期待させてくれました。さらに、“DX推進の端緒に”という観点からは、desknet's NEOやAppSuiteのノーコード開発がわかりやすかったことも決め手となりました」

社内では、中期経営計画におけるDX重要政策として「ものづくりのDX」「研究のDX」「業務変革のDX」の3項目が掲げられ、RPAによる業務変革も推進中でした。

「“IT部門に依頼しなくとも、ユーザが主体的に業務を改善する手段や社内文化を醸成したい”という考え方にもマッチすることから、desknet's NEOとAppSuiteを採用しました。ポータル画面の使いやすさ、バージョンアップなど機能強化の頻度、大規模ユーザーにおけるイニシャル&ランニングコストも決め手となりました」

本社、3事業所、4工場、国内関係会社15社、海外26拠点、5,000ユーザーの情報共有に、desknet's NEOとAppSuiteが活かされることになりました。

導入プロセス

PROCESS
1

導入製品検討

新たな情報共有基盤に適した3製品を選定。機能要件、非機能要件に分け採点・評価を実施

PROCESS
2

製品試用(PROCESS1〜2を約6カ月で完了)

既存グループウェアからの移行性、機能強化の頻度、導入実績、製品の将来性等を精査し、3製品を試用・比較

PROCESS
3

製品決定・正式導入(PROCESS3を約10カ月で完了)

求める機能、GUI、機能間連携、データの移行性、ノーコード開発への評価からdesknet's NEOとAppSuiteを採用。設計〜社内教育等の準備期間を経て全社展開

特に役立った機能
ポータル

社内の情報を1ヵ所に集約してグループウェア上で一括管理

AppSuite

非効率な社内業務を簡単にシステム化できる、業務アプリ作成ツール

導入後の成果・効果

見やすいポータルと機能連携強化で、情報共有を効率化。
DX推進・支援にdesknet's NEOとAppSuiteを活かす。

1)情報共有の基本機能が短期間で定着。
[スケジュール][設備予約]を連携して活用し、調整業務を効率化。

製品移行後の導入教育では、「DXの新しいプラットフォーム」という位置づけで製品を紹介。全社展開の2カ月前からWeb会議システムを活用した説明会を複数回開催し、既存のグループウェアとの比較、データの移行方法などを中心に導入準備が進められました。全社展開の3週間前からは、プレオープン期間として操作を体感する機会を設け、ヘルプポータルも開設。FAQや社内報、イントラネットによるTipsの公開などが功を奏し、導入初期の利用促進につながりました。

製品選定時に旧グループウェアとの親和性を考慮したことも功を奏し、情報共有の基本機能である[ウェブメール][スケジュール][設備予約]は導入後すぐに活用が定着。

ヘルプポータル
ヘルプポータル

[スケジュール]は関係者のグループ分けや[設備予約]の連携活用などが初期段階で定着。本社、工場等の国内事業所、海外関係会社などの複数拠点での共有で、会議日程調整などが効率化されました。

「会議、打ち合わせスペースも本社だけで50近くあり、[設備予約]に登録されている設備は全部で460件にのぼります。RPAの開発専用端末の予約管理にも活用しており、端末利用者の記録や予約状況から適正な運用台数・アカウントの見極めを行いコスト管理にも役立っています」

特に役立った機能
スケジュール

見やすさとわかりやすさを追求し予定調整の手間を大幅に削減

設備予約

会議室や社用車の共有設備を一元管理し、利用予約を効率化

2)[インフォメーション]を活用して、全社、事業所内など、
情報の種類に応じて公開範囲を設定し、効果的に情報発信。

全社的な告知に使われる[インフォメーション]は利用度が高く、総務、人事、情報システム部等から全社向けの一斉発信に多く用いられています。

情報システム部員が旬のITキーワードを解説する「電達屋」と呼ばれるITニュースも好評で、社内のリテラシー向上にも役立てられるようになりました。

「ポータルの『社長ホームページ』記事更新のお知らせのほか、医療系のドラマに自社製品が登場したり、TVや新聞、雑誌等に製品が紹介される際にも[インフォメーション]を通して社員に告知しています」

また、特定の事業所・工場限定の情報には、公開範囲設定を行い、必要な情報を必要な場所・ユーザーへ的確に発信できるよう工夫。例えば工場内では来訪者や敷地内工事の情報等が発信されています。

[インフォメーション]事業トピックス紹介
[インフォメーション]事業トピックス紹介
特に役立った機能
インフォメーション

全社や特定部署向けの通達事項やお知らせを簡単に掲載可能

3)タブ+レイアウトの工夫で[ポータル]が情報の中枢として機能。
AppSuiteによるノーコード開発、DX推進への効果に期待。

desknet's NEO導入の決め手の一つ[ポータル]は、情報・目的別に複数のタブで区切って整理され、必要な情報に迅速・的確にアクセスできるよう設定されています。

ポータル・タブの構成

ノーコード開発への期待が高まるAppSuiteは先行部署でトライアルを実施後、全社展開中です。

「研究企画推進部門では、研究・開発に有用なアイデアや調査資料のアーカイブ化を進めています。アイデアや調査内容を一覧化し、他部門でも有効活用できる仕組みの構築を目指しています」

チーム内で共有化して同時編集でき、アクセス権設定で編集・閲覧権限が厳密に管理できる点も好評で評価されています。

「AppSuiteに関しては、希望する部門があればいつでも活用できるようサポートしています。活用も始まったばかりですから、活かせる機能もまだまだあるはずです。情報共有の成果が新たな商品の開発や事業企画の立案にもつながるように、社内データの活用や有効化にさらに役立てて欲しいと思います」

AppSuite アプリ開発の承認申請にも利用
AppSuite アプリ開発の承認申請にも利用
特に役立った機能
ポータル

社内の情報を1ヵ所に集約してグループウェア上で一括管理

AppSuite

非効率な社内業務を簡単にシステム化できる、業務アプリ作成ツール

自社での導入の検討前に、まずは無料お試しで実際の機能や使いやすさなどを試してみませんか?

ご担当者のコメント

ご担当者のコメント

林 史郎 様
情報システム部長

私たちの会社にとって必要なことがバランスよくできる、「ちょうどよい製品」がdesknet's NEOです。導入を通して各部門が自発的に、今までできなかったことにもトライできるようになりました。これからも「こういうことができれば」という想いを、ユーザーが自らトライし実現する、それが文化として醸成していけばと期待しています。

ご担当者のコメント

松原 智紀 様
住ベ情報システム株式会社 ITインフラ企画グループ 主査

導入当初は多かった使い方の問い合わせも1〜2カ月で落ち着き、現在の活用の様子を見ると、旧グループウェアとの親和性を考慮して採用した効果はあったのだなと実感しています。

desknet's NEO自体には、まだまだ活用していない機能もあるので、さらに社内ニーズを汲み上げ、業務の改善効果につなげられるよう、私自身も活用を通じて探っていきたいと思います。

事業概要

会社名・組織名
所在地
東京都品川区

プラスチック製品の開発・製造・販売。半導体・電子部品・自動車・建材・医療・食品など幅広い分野で事業展開をしている。化学、機械、電子・電気、工学、文系など多様なバックグラウンドを持つ人材が国内・海外の拠点で活躍している。

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