リリカラ株式会社
様の導入事例

グループウェアの黎明期に導入し、20年にわたり活用を展開。
全国36拠点、700ユーザーによる情報共有、最新の成果。

リリカラ株式会社
事業内容
インテリア製品の製造および卸売業
設立
1949年7月
創業1907(明治40)年
利用形態
クラウド版
導入までの期間
10カ月
ユーザー数
700ユーザー
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リリカラ株式会社様導入事例

「快適な生活空間を創造し、提案する」を企業使命に、オフィス、ホテル、公共施設や個人住宅のインテリアをトータルプロデュースしているリリカラ株式会社様。

インテリアという概念すら普及していなかった1950年代、自社ブランドの製造・卸を開始。英国ウィリアム・モリスや国内トップクラスのイラストレーター、デザイナーらの作品、日本の装飾文様にインスパイアされたブランドを起ち上げるなど、デザイン性に優れた壁紙・カーテンを企画・商品化し、総合インテリア製品の卸売企業として成長を遂げました。

トータルインテリア商品の企画・開発・販売をはじめ、商業施設や公共施設、オフィスの空間ソリューション、商業施設、ホテルのリノベーション事業などにおいても躍進を続ける同社では、1998年desknet's NEOの前身となる製品を導入。以来、20年以上にわたり活用を進化させてきました。全国36拠点、約700ユーザーによる情報共有の最新事情をご紹介します。

台井 誠 様
システム統括部長
中道 圭二 様
システム統括部 システム課 課長
柳澤 史佳 様
システム統括部 システム課 ディレクター
導入前の課題

インターネット環境の整備と共に上がった
社内要望に応え、グループウェアの導入を検討。

リリカラ株式会社様のグループウェア導入は、社内のインターネット環境の整備と共に始まりました。

「90年代半ばごろ、全社的なインターネット環境の整備に伴い企業ドメイン取得・登録などを進めた際に、若手社員から、せっかく社内のネットワーク環境も整うのだし、 “グループウェアを導入しては?”と意見が上がったのです」

当時はまだ、グループウェアが業務に役立つものかどうかすら、社内では判断しにくい状況だったとか。

そこで、グループウェアの企業における活用の現状、自社の業務にどのように活かせるかを含めた、製品導入に関する社内検討が開始されました。

リリカラ株式会社事業紹介
選定理由

運用負荷がかからないWebベース。コストパフォーマンスに優れ
社内評価の高かったdesknet's NEOの旧製品を採用。

製品選定にあたって、検討プロジェクトのチームを結成し、グループウェアの概念や活用想定を含めた、社内協議を実施。全社的な理解を求める取り組みに着手するとともに候補となる各種製品を選定し、試用版を通して導入製品の比較検討が行われました。

当時は、著名なクライアントサーバー製品が多くの企業に導入されていましたが、導入後の活用想定や利用効果が未知な製品に高いコストはかけられないという社内意見も上がりました。

コストパフォーマンスに優れ社内評価の高かったdesknet's NEOの旧製品を採用

「コストへ配慮しつつ新たなインターネット環境を活かすには、Webベースの製品を選定した方が良いということで、さらなる製品検討、試用が行われました。複数の製品比較を通して、社内評価が最も高かったのがdesknet's NEOの旧製品iOfficeだったのです」

Webベースの条件を満たし、管理・運用面での負荷が少ないこと。コストパフォーマンスに優れていたこと。機能の使いやすさやインターフェースのわかりやすさ。などからネオジャパン製品を支持する意見が多く1998年製品導入を決定。

そのまま利用が継続(旧iOffice〜desknet's〜現製品)され、現在のdesknet's NEOへと活用が引き継がれていきます。

導入プロセス

PROCESS
1

導入製品検討

グループウェア導入を求める社内意見に基づき、社内検討プロジェクトを発足。

PROCESS
2

製品試用

運用しやすいWebアプリケーションの製品に着目。複数製品を試用検討。

PROCESS
3

製品決定・正式導入(PROCESS1〜3を約10カ月で完了)

コストパフォーマンスに優れインターフェースや機能の社内評価が高かったdesknet's NEO(旧iOffice)を採用。

特に役立った機能
スケジュール

見やすさとわかりやすさを追求し予定調整の手間を大幅に削減

ウェブメール

PCのメールと同じ操作性で使いやすく、効率的なメール処理が可能

導入後の成果・効果

ネットワーク全社活用の初期段階から、最新のDX推進につながる基盤づくりまで。
社内要望に応え、利用手法を進化させながらdesknet's NEOを継続活用。

1)グループウェアの可能性を探りつつ[ウェブメール][スケジュール]を中心に利用開始。
[インフォメーション][回覧・レポート]等が導入初期の活用拡大・定着に貢献。

リリカラ株式会社様では、1998年の旧iOffice導入以来、社内利用が継続されdesknet's NEOは2021年11月よりオンプレミスからクラウドへと移行。約23年間にわたりネオジャパンのグループウェアをご活用いただいてきました。

「インターネットの本格活用とも重なり導入初期には [ウェブメール]の活用が機能活用の90%近くを占めていたと思います。そこに[スケジュール][設備予約][インフォメーション]が加わり、[回覧・レポート]も活用を開始。複数の機能を目的に応じて使い分けるグループウェアらしい活用手法が段階的に定着していきました」

グループウェアの可能性を探りつつ[ウェブメール][スケジュール]を中心に利用開始

使いやすさを基準に社内選定されたこともあり、活用手法等の社内教育は一切行うことなく、「使いながら慣れる」活用手法の展開で全社的に浸透・定着していきました。

クラウド版の利用開始とほぼ同時にMicrosoft 365連携も採用。メールはOutlookへと移行しましたが、[スケジュール]等はシングルサインオンで同期させ活用。長年利用が定着していたことから、コロナ禍緊急事態宣言下の出社制限などにも混乱なく、在宅勤務等の柔軟な対応が可能となりました。

[設備予約]は会議室、社用車、アンプ・プロジェクターなどの備品管理だけではなく、リリカラ株式会社様の業務にとって欠かせないイベント時などに活用する販促用のディスプレイ、POPなどの「営業セット」の管理にも活用されています。

「[設備予約]で管理することで、直前に利用していた担当者も分かります。設備備品の所在が明確となり、社員間のスムーズな受け渡しも可能になりました」

特に役立った機能
スケジュール

見やすさとわかりやすさを追求し予定調整の手間を大幅に削減

設備予約

会議室や社用車の共有設備を一元管理し、利用予約を効率化

2)機能の進化や改善と共に、利用度も段階的に向上。
[ワークフロー]が最も利用度の高い機能として発展。

業務上の告知事項の多くは[インフォメーション]で発表。特に重要な案件に関しては、役職者や当該部署の実務関係者に閲覧状況が分かる[回覧・レポート]も併用することで、重要な情報の確実な伝達に活かされています。

[回覧・レポート]は、情報と共に資料共有も可能なため活用度が次第に高まり、社内メールのように部内、プロジェクト関係者の間で日常的に活用され利用数も年々増加。

最近の利用状況では約一年半ほどの期間で6万8千件以上の件数にのぼっています。

[ワークフロー]が最も利用度の高い機能として発展

[ワークフロー]は機能改善と共に少しずつ利用度も拡大。各部門、ユーザーの要望も高く現在最も活用度の高い機能として定着しています。

「稟議書のペーパーレス化を推進したいという要望はトップからも上がっていましたが、かつての[ワークフロー]では対応するのが難しい側面もありました。その後、製品として次第に進化したこともあり、現在では引き上げ承認や差し戻しなども活用しながら、自社の業務に適応できる機能になったと評価しています。

各部門とも、社内での業務上の手続きや業務依頼など申請書類はすべて[ワークフロー]へという流れができており、各カテゴリーの案件数は活用と共に増えていく傾向にあります」

現在はシステム統括部、総務部、経理部、物流本部、マーケティング本部の5部門が中心となり[ワークフロー]を活用。

各部門への業務申請や社内発注、資料照会、商品コード登録や機器・備品の社外持ち出し、コロナ禍における在宅勤務申請まで、社内におけるあらゆる申請・依頼案件にフル活用されています。

「例えばシステム統括部だけでも、機器やデータの持ち出し管理等の基本的なものから、商品マスタなどの各種作成依頼、VPNユーザー申請からパスワード入力ミスによるロック解除の申請まで、20案件の申請書を管理しています」

内部統制やガバナンス、セキュリティ対策などのための重要なプロセスとして各案件は整理され、申請後の承認状況の確認など、社内の承認申請状況の共有化や依頼管理を効率化するという側面からも重要な機能となっています。

「かつては、電話で直接関連部署に“〇〇をお願い”で通していたものが、通用しなくなりました。全て社内規程に則った申請書による依頼を必須とし、依頼状況の一元管理も可能となり、見過ごしや滞留もなくなったことで、効率的な業務遂行や計画的な申請管理、承認・決裁の迅速化につながっています」

特に役立った機能
ワークフロー

複雑な社内の各種申請・決裁の高速化とペーパーレス化を実現

回覧・レポート

社内連絡や報告書提出など、複数人とのコミュニケーションを効率化

3)社内に残された膨大なExcelデータを有用化する新たな試み。
貴重な営業記録や商品データをAppSuiteに集積。

社内の様々なデータを活かすために、AppSuiteも新たに導入されました。

「かつてdesknet's DBという製品を利用していたこともあったのですが、ノーコード、プログラミングしないでデータベースシステムを実現できるという期待を込めて、新たにAppSuiteを採用しました」

社内には部門や個人で、営業・商品に関する多くのExcelデータが残されており、それら膨大なデータから有用なものを段階的にAppSuiteへ移行、集積している過程です。

貴重な営業記録や商品データをAppSuiteに集積

商品の品切れの傾向を摑み、事前予測して販売機会の損失を防ぐためのデータベース等が既に運用開始されています。

「例えば商品の品切れは機会損失にもつながるので、エントリー画面を作成して、どのような品番でいつ品切れが起きたかを全て現場で入力できるようにしています。これで、仕入部門がどのような商品がどのような時期に品切れを起こしているのか把握するのに活用しており、具体的な仕入れ計画に役立てられるものです。

社内でよく“〇〇のデータベースを構築したら、コストはどのくらいになりますか?”といった問い合わせが来ることがあるのですが、まずはAppSuiteで可能か試みてみましょうという流れになっています」

「長年のExcel文化で膨大な価値あるデータが個人管理されていたり、現場単位で埋没している可能性もあります。現在はデータを集めてインポートしているところで、Excelで重複管理になっているものをリレーションで統一化するなど、実現可能な手法から段階的に着手し、分析・有用化するまで取り組んで行くつもりです。今後は新たなデータの収集・分析も視野に展開していきたいですね」

[文書管理]は長年の活用を通して膨大なファイルが集積されており、総務部「社内文書規程」など部門ごとの管理カテゴリーに整理され、内部統制関連、全国販売店情報などの膨大な資料や文書、書式のひな形などが集積・一元管理されています。

定期更新される最新文書なども効率よく共有管理できるため、本社、支店、営業所、流通センターなど全国36拠点で最新文書の共有化を実現しています。

「長期にわたり利用継続してきたdesknet's NEOですが、出社後にログインしてポータルを見ればその日必要な情報や共有すべき告知情報などがすぐに把握でき全社共有されます。Microsoft 365連携も取り入れ、そのままメールにもアクセスできるなど機能も段階的に高めているので、情報の集積と有効活用を両立できるコミュニケーションツールとして、さらなる利便性の向上に取り組んでいきたいですね」

特に役立った機能
文書管理

社内の規定集や契約書などの文書を保管・共有

AppSuite

非効率な社内業務を簡単にシステム化できる、業務アプリ作成ツール

自社での導入の検討前に、まずは無料お試しで実際の機能や使いやすさなどを試してみませんか?

ご担当者のコメント

ご担当者のコメント

台井 誠 様
システム統括部長

基幹系の業務システムも含め複数の重要なシステムが稼働していますが、万一止まったら真っ先にクレームが来るのがdesknet's NEOかもしれません。コミュニケーションツールというのが本来の位置づけですが、[ワークフロー]の進化やAppSuiteの登場で、工夫を凝らして活用を進化させる手法がまだまだありそうです。業務を支援するツールとして、これからも見守っていきたいですね。

ご担当者のコメント

中道 圭二 様
システム統括部 システム課 課長

長年の活用を経て事業に最適化されたツールとして発展してきたのがdesknet's NEOです。今まで社内の様々な問題解決を試みて、助けられたことが何度もありました。今後も事業の変化やユーザーの要望に応えながら柔軟に活用を展開していきたいと思います。

ご担当者のコメント

柳澤 史佳 様
システム統括部 システム課 ディレクター

はじめて導入した1998年ごろは、未だ電話と紙の文化が色濃く残っている時代でした。そのような時期に、メールに加え[スケジュール][設備予約][インフォメーション]などの複数機能を活用する手法は新鮮だったはずで、desknet's NEOで社内のコミュニケーションもだいぶ変わったんじゃないかと思っています。ユーザーの視点による使いやすさを重視しながら、社内コミュニケーションの活性化に役立てていきたい思っています。

事業概要

会社名・組織名
所在地
東京都新宿区

インテリア製品の製造および卸売業。1907(明治40)年神奈川県小田原に創業。1927年、襖紙・表装材、和洋紙の卸小売を専業に東京・新宿に出店。インテリア商品の企画・開発・販売のインテリア事業、施設・オフィス空間の企画・設計・施工をトータルに提案するスペースソリューション事業のほか、ホテル、商業ビル、病院等のリノベーション提案と施工、不動産売買・賃貸の仲介業務等を行っている。

導入サポート企業

富士通Japanは自治体、医療・教育機関および民需分野のソリューション・SI、パッケージの開発から運用までの一貫したサービスをご提供し、AIやクラウドサービス、ローカル5Gなどを活用したDXビジネスを推進しています。どうぞお気軽にお問い合わせください。

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