PostgreSQLデータベースのアップデート方法(Linux版)
ここでは、サーバに Linux OSをお使いになる場合のPostgreSQLデータベースのアップデート方法を説明いたします。
インストールをはじめる前に、動作環境
をご確認ください。
※ここに挙げる手順は一例です。 お客様の環境によっては、手順やインストールディレクトリが異なる場合があります。
※最新のdesknet's Blogにバージョンアップした後にPostgreSQLのアップデートを行ってください。desknet's Blogのバージョンアップ方法は、こちらをご確認ください。
※ユーザーがdesknet'sBlogにアクセスしていないタイミングでアップデートを行ってください。
※アップデートを行う前に、必ずデータのバックアップを行っていただきますようお願いいたします。
→詳細は「バックアップとリストア(Linux版)」をご参照ください。
1.telnetでログイン
Windows付属のtelnetやフリーウェアのtelnetツールで、サーバにログインします。
2.データのバックアップ
suコマンドを実行、postgresユーザーにスイッチしてください。
pg_dumpコマンドを実行し、データをバックアップします。
[guest@xxxxxx guest]# su - postgres Password: [postgres@xxxxxx ~]$ pg_dump -U postgres -Fc -f /tmp/pg81_dnblog.pgdmp dnblog [postgres@xxxxxx ~]$ exit |
(データベースが「dnblog」、tmpディレクトリ下に「pg81_dnblog.pgdmp」ファイルを保存する場合)
3.PostgreSQLのアンインストール
suコマンドを実行し、rootユーザーにスイッチしてください。
データベースを停止し、chkconfigコマンドでPostgreSQLの自動起動設定を解除してください。
[guest@xxxxxx guest]# su - Password: [root@xxxxxx ~]# /etc/rc.d/init.d/postgresql stop Stopping PostgreSQL: postmaster stopped ok [root@xxxxxx ~]# chkconfig --del postgresql [root@xxxxxx ~]# ¥rm /etc/rc.d/init.d/postgresql |
GNU make を使用しPostgreSQLをアンインストールします。
インストール先のディレクトリが残るため、アンインストール後に削除します。
[root@xxxxxx ~]# cd /usr/local/src/postgresql-8.1.4/ [root@xxxxxx postgresql-8.1.4]# gmake uninstall ・ ・ (略) ・ ・ [root@xxxxxx postgresql-8.1.4]# cd /usr/local/ [root@xxxxxx local]# ¥rm ?r pgsql |
データベースファイルの格納先を削除します。
この例では、/var/pgsql としています
[root@xxxxxx pgsql]# ¥rm -r /var/pgsql/ |
4.desknet's Blogのインストール
desknet's Blogのインストールを行います。
『インストール方法(Linux版)』をご確認ください。
※PHPもPostgreSQLのバージョンに依存するため、再インストールを行ってください。
5.データのリストア
2でバックアップしたデータをインストールしたPostgreSQLに移行します。
suコマンドを実行、postgresユーザーにスイッチしてください。
データベースを再作成し、pg_restoreコマンドを実行します。
[guest@xxxxxx guest]# su - postgres Password: [postgres@xxxxxx ~]$ dropdb dnblog [postgres@xxxxxx ~]$ psql -d template1 -c "CREATE DATABASE dnblog WITH ENCODING='UTF8' OWNER=dnblog;" [postgres@xxxxxx ~]$ pg_restore -v -Fc -U postgres -d dnblog /tmp/pg81_dnblog.pgdmp |
(データベースが「dnblog」、tmpディレクトリ下の「pg81_dnblog.pgdmp」ファイルをリストアする場合)
6.desknet's Blogへのアクセス
ブラウザを起動し、アドレスバーに下記のURLを入力することでdesknet's Blogへアクセスできます。
URL例:
http://サーバ名/php/dnblog/index.php
7.不要なファイルの削除
2でバックアップしたデータを削除します。
(rmコマンドの前に「¥(エンサイン)」をつけると、削除確認を行わないで削除します。)
[postgres@xxxxxx ~]$ \rm /tmp/pg81_dnblog.pgdmp |
(データベースが「dnblog」、tmpディレクトリ下に「pg81_dnblog.pgdmp」ファイルを保存する場合)