便利だと一度わかれば、活用はあっという間に広がる
導入後、便利な点や満足している点について教えていただけますか。
北陸銀行様2017年1月に本番稼働しました。現場で使ってもらうために、休暇申請をワークフローでしか取得できない仕組みにしました。当初、現場は戸惑っていましたが、今では操作に慣れて稟議書などもワークフローを活用して進める流れになり、定着しています。回覧・レポートはメールで連絡を回すよりも便利だろうという予測から機能を追加しました。これについては予想以上に反応が良かったです。メールで伝達事項を送付したとき返信がこなければ、相手が見たかどうかがわかりません。でも回覧・レポートを使えば、閲覧したかどうかは一目瞭然。「便利」だと現場からは高評価であっという間に広まりました。このおかげで行内のメールのやりとりはかなり減りましたね。
それだけでなく、他の人のコメントを閲覧したうえで、補足コメントをするというようなこれまでになかったアプローチをする人が出てきて、意見の多様化につながりました。また、“本当に議論したのか?”というエビデンスとして回覧・レポートのコメント欄を印刷して添付した稟議書を回すようになるなど、想定外に良い方向に進んでいます。
宮崎銀行様desknet's
NEOの基本的な機能なのかもしれませんが、スケジュール登録から調整、会議室予約までまとめてできるようになりました。毎日のことなので、ストレスがないというメリットは大きいですね。
desknet's
NEO導入後もワークフローは別のシステムを並行利用しています。ただ、desknet's
NEOは書式を自由に作れますし、申請設定がいろいろとできる。ユーザーや組織、ロールによるアクセス権限設定の細分化もしやすくて助かっています。運用しやすいので各所管部の要望にスピーディーに対応できるようになり、評判も良いです。
今はdesknet's NEOをグループ全体で共同利用する検討を進めています。
多摩信用金庫様当金庫の場合、現場から上がった要望に対して、管理者がAppSuiteを活用し、毎月3~4つのアプリをリリースしています。現場からはいろいろな相談が上がってくるのですが、AppSuiteで細かいところまで対応できています。直感で操作できるのはもちろん、使えば使うほど機能への理解が進む。パッケージ製品として本当によくできていると感心しています。
山陰合同銀行様私たちはAppSuiteに魅力を感じて導入を決めました。先ほど多摩信用金庫様がおっしゃったように、弊行でも現場からアプリに対して高い要望がきたとしても対応するのに十分な自由度や機能があるので助かっています。APIで他のシステムとの連携が柔軟にできる点もありがたいですね。
一方で、各種申請を行う別のワークフローシステムを利用しているので、AppSuiteで作成した申請との交通整理が今後の課題です。また、メールを使った申請などもたくさん残っていて非効率なのでこれらの移行も課題です。全体として効率化できるものは順次AppSuiteに移行していきたい考えです。
またスケジュール管理は現状メールソフトで行っていて、この文化が根強く残っているため、desknet's
NEOのスケジュール機能を有効活用することができていない状況です。
北陸銀行様弊行の場合もメールからワークフローへの移行は大変でした。個別にやりとりが発生するたび、「メールでのやりとりはセキュリティの観点でリスクがあるのでやめてください」とシステム部門から何度も注意喚起。繰り返すことで行内でのやりとりはワークフローで行うという文化にシフトしていきました。
山陰合同銀行様ワークフローではないのですが、回覧・レポートについては、実際に使用した人たちが便利だと気づき始めています。活用事例を行内に共有するなどして、回覧・レポートを使用する文化を広げようと模索しているところです。
北陸銀行様振り返ってみると弊行の場合、メール文化が定着する前に回覧・レポート機能を使い始めていました。個人のメールアドレスが普及するかしないかというタイミングだったこともあり、行内のやりとりについては回覧・レポートを使うという文化がうまく根付いたのだと思います。
コロナ前までは隣に座っている人に回覧を回す理由がわからないという話がありました。でも感染症の広がりで、そういう考え方もなくなりましたね。それに今の世の中、エビデンスをしっかりと残すことが重要です。そういうエビデンスを残すという意味では回覧・レポートは有効なのです。