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「ChatLuck」開発チームに直撃! モバイルアプリ リニューアルのポイントと今後の展望とは?

2024年4月11日(木)、マテリアルデザインを採用した新しいChatLuckモバイルアプリを提供開始いたしました!2015年の提供開始以来、はじめてのデザインフルリニューアルとなりましたが、その背景にはどのような経緯と想いがあったのか、リニューアルのポイントと今後の展望をネオジャパンのChatLuck開発チームに直撃インタビューしてみました!
 


― 今回は2015年12月に提供を開始してからはじめての全面デザイン改訂となります。そこに至った背景やきっかけを教えてください。



(玉城)「まず、技術選定を行い、開発プラットフォームを「Flutter(フラッター)」に変更することにしました。「Flutter」にすることでAndroidとiOS、同じコードで開発できるようになり、desknet’s NEOのアプリも「Flutter」で開発をしていた関係もあってdesknet’s NEOの開発者とChatLuckの開発者が分け隔てなく開発を担うことができるようになりました。現在、橋本、崎間を含む若手メンバーも加わり、ChatLuckアプリ開発チームは増えて、アプリの更新スピードは圧倒的に早くなったと思います。また「Flutter」はマテリアルデザインを提供するのに強みをもっているプラットフォームなので、どうせならデザインも変えてしまおうではないかということで今回のリニューアルに至りました。」
技術開発事業部 玉城さん
技術開発事業部 玉城さん

 
※マテリアルデザイン
ユーザーの操作性を重視して、感覚で理解できるようにしたデザイン。例えば、「どのボタンがどのような意味をもっているのか」や「どこであればクリックできるのか」など、誰が見てもすぐにわかるように表現されている。
 


― 「Flutter」での一からの開発で難しかった部分はありますか。


 
(玉城)「実際に開発してみると、簡単にUIを構築できる反面、デザインが崩れてしまうなど思うようにいかないところがあったりして、調整するのに苦労した部分はありました。新しい技術というのもあったので、裏側の処理もバグを出さないよう自分たちで試行錯誤してプログラミングをしていくところは結構苦労しました。」
 
(橋本)「通話機能の構築が大変でした。AndroidとiOS両方同じコードで開発できるといっても、どうしても各OS専用のコードで作らなくてはいけない部分があり、難易度が高く、一から作ることに苦労しましたね。」
 


― 今回のリニューアルにあたり、特に注力した点を教えてください。



(橋本)「お客様から多く要望をいただいていた、チャット入力エリアが狭いという問題を解決しました。スライドすることでテキスト入力欄をMAXまで拡大できるようにし、入力しやすくしました。ここをメインで開発したのが私なのですが、入力欄の高さ計算などは結構苦労しました。」
技術開発事業部 橋本さん

 

 
(玉城)「旧アプリは頻繁にローディングが出ていたので、気になる方が多かったかなと思います。アプリ開いてもクルクル、ルームを開いてもクルクルしていたので、ストレスになっていたと思います。どうしてもサーバーと通信する通信待ちの時間が発生するのは仕方ないんですけども、いかに待ちのストレスを軽減できるかっていうところは気にして改善をしました。」


(崎間)「旧アプリのログイン画面はURLを入力する欄があったため、手打ちでPC版のURLを入力してしまい、アプリの一部機能が使えなくなってしまっている方が結構いらっしゃったと思います。そこで今回はユーザーがQRコードを使ってスマホ版のURLでログインできるように誘導してあげるデザインに改善しました。」
技術開発事業部 崎間さん

 

 
(橋本)「デザインの色調については、マテリアルカラーの1つを採用しました。旧アプリの色は強すぎて、視差効果も激しいものであったので、できるだけ色ではなく、テキストやアイコンで判別できるように工夫をしました(ゲストが入っているルームの表示など)。色の好みは分かれるかと思いますが、思い切って挑戦してみたので、皆さんに使ってみていただいて、感想を聞きたいです。」
 


― 今後はこうしていきたい、こんな機能をつけたいなどの展望があれば教えてください。


 
(玉城)「今後はPC版リリースとは別にアプリ版の方では早いサイクルで機能を付け足していきたいなと思っています。従来のバージョンアップの頻度は年に1、2回ぐらいかなってところだったのですが、アプリだけで完結できるような機能のアップデートの目標は1ヶ月に1回を計画していて、営業部やカスタマーサクセス部からお客様の生の声を吸い上げて、よりお客様に刺さるような機能を提供できればと思っています。今作っているものは、テキストファイルのプレビュー画面とホームの画面に常に出してほしいルームを付けられるようなショートカットみたいなものを付けられたらと思っています。あとは、desknet’s NEOとの連携強化もしていきたいですね。」
 
(崎間)「ファイルを他のアプリから共有できるようにできたらと考えています。例えば、PDFデータをスマホのブラウザで開いたときにシェアボタンを使ってChatLuckに簡単に共有できるようなことができたら利用の幅が広がるかなと思います。」
 


― 最後に現在ChatLuckをご利用いただいているユーザー様に向けてメッセージをおねがいします。


 
(崎間)「ChatLuckを使っていただきありがとうございます。これから早いペースでリリースしていくということでユーザー様の意見をしっかりと取り入れながら開発を頑張っていきたいと思います。」
 
(橋本)「もしよければ使いにくいところであったり、不便に感じるようなことをアプリストアのレビューでもいいので、書いていただければ幸いです。それをしっかりと受け止めて改善を重ねていきたいと思います。」
 
(玉城)「ChatLuckを使っていただき、ご愛顧いただきありがとうございます。私たちの使命はお金を払って使ってよかったと思えるアプリの価値を提供し続けていくことだと思います。そのための今回のリニューアルでデザインを使いやすくしたり、今後に開発しやすく土台作りをした部分になります。なので、デザインが変わったところは使ってみていただけますと幸いですし、意見もいただきたいと思います。これからどんどん機能としても進化していくので、ユーザーの皆さんにはChatLuckがよくなっていくところを見ていてほしいですし、期待していただきたいです。」
 

左から橋本さん、玉城さん、崎間さん
 
いかがでしたでしょうか。ぜひ、新しくなったChatLuckモバイルアプリを実際に使ってみた感想を開発チームにお聞かせいただけると幸いです!
 
【新アプリのご意見・ご感想をお寄せください!】
・クラウド版をご利用のお客様はこちらから
・パッケージ版をご利用のお客様はこちらから
※フォームの「お問合せ内容」から「ご要望・ご意見について」をお選びください。
 


今回インタビュー受けてくれた方々



技術開発事業部 玉城さん
今回のリニューアルの発起人。リーダー。入社7年目。
Googleが提供しているスマートフォンのアプリケーション開発向けのフレームワークである「Flutter(フラッター)」に目を付け、従来の開発方法ではなく、新たに一から開発していくことに挑戦した。

 


技術開発事業部 橋本さん
ChatLuckアプリ開発の主力メンバー。入社6年目。
2020年8月のUIアップデートにも携わった。

 


技術開発事業部 崎間さん
ChatLuckアプリ開発チーム、期待の若手ルーキー。
入社3年目。
1年目からアプリの開発に携わる。
昨年度のルーキー賞にも選ばれた期待の星。

編集部 髙橋

WRITER

編集部 髙橋

マーケティング統括部

ネオジャパン入社7年目。趣味のサッカーは10年目。体も心も怪我をしないサッカーで世界を旅しています。ネオジャパンでは製品リリース業務を担当。開発部へのインタビュー内容をご紹介します!