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【アプリ作成のコツ】決裁された日時をAppSuiteの一覧画面に表示する方法
ワークフローのAppSuite連携を活用されている皆さまの中で、決裁済みの申請書を「決裁日」で管理したいと思った方はいませんか?🙄
画面作成の際に1つ工夫を加えていただくだけで、より管理しやすい申請書アプリケーションに1ランクupすることができます。
今回は、AppSuiteの一覧画面に以下のように申請書が決裁された日付「決裁日」を表示させる方法をご紹介いたします!
設定手順(詳細画面設定)
まず、詳細画面デザイン設定にて[新規部品]から「自動計算」の部品をドラッグアンドドロップで追加します。
[部品の設定]から部品名を「決裁日」とし、計算結果の表示形式を「日付」で設定します。
※部品の名称は任意です。
次に、計算式の編集をクリックします。
計算式の箇所に、以下を入力し、[OK]をクリックします。
MAXIF({{押印情報}}.{{押印日}},{{押印情報}}.{{印字}}="決裁")
【計算式に関する補足(※2023年11月追記)】
日時部品の値を自動計算部品で日付に変換する際に、タイムゾーンが関連しております。タイムゾーンが「(UTC+09:00) 大阪、札幌、東京」の場合、表示対象の「押印日」の時刻がAM00:00~AM08:59の時に、前日の日付が表示されます。
こちらの回避方法は以下の2つがございます。
◆回避方法①
[設定方法]
自動計算部品の表示形式を「日時」に変更してください。
[制限事項]
自動計算部品に日付だけでなく、時刻も表示されるようになります。
◆回避方法②
[設定方法]
自動計算部品の表示形式を「文字」にして、
datetime_format関数で日付だけを表示してください。
[計算式の例1]
DATETIME_FORMAT(MINIF({{押印情報}}.{{押印日}},{{押印情報}}.{{印字}}="決裁"),"yyyy/MM/dd")
[計算式の例2]
DATETIME_FORMAT(MINIF({{押印情報}}.{{押印日}},{{押印情報}}.{{印字}}="決裁"), "yyyy年M月d日")
[制限事項]
曜日が表示されません。また、ユーザーが設定したタイムゾーンと管理者設定のタイムゾーンが異なる場合、正しく表示されないことがございます。
これで詳細画面の設定は完了です。
設定手順(一覧画面設定)
詳細画面の設定が完了したら、一覧画面の設定画面にて先ほど追加した[決裁日]の部品をドラッグアンドドロップで一覧画面に追加します。
追加が完了したら[変更]をクリックで設定が完了します。
印刷を想定する場合
印刷する際、作成した「決裁日」の表示は必要がないかと思います。
その場合は、詳細画面設定から部品を「▼」から削除してください。
すると印刷プレビューに表示されなくなります。
※部品は削除されず、部品の表示だけが削除される仕組みになります。
【印刷プレビュー】
補足
・申請アプリケーションを利用した場合に利用できます。
・他のアプリケーション部品>ワークフロー(参照アプリ)に、[押印情報]の部品がございます。
前提条件
・画面デザインだけでなく、[申請経路]の作成が必要です。
・他機能連携>ワークフロー>申請書に表示されている「申請書名」をクリックすると、申請経路の作成画面へ推移いたします。
・該当の経路を作成いただき、決裁の方の[経路種別]をクリックして、種別を決裁者に変更してください。
※このタイトルに表示される[決裁]を自動計算で利用しております。