AppSuite(付録)

AppSuiteの機能を利用するための詳しい資料です。

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desknet's NEO 共通APIの仕様

共通仕様

HTTPを使用して送受信します。リクエスト、レスポンスともに文字コードはUTF-8です。

基本的にGETとPOST、どちらで送っても構いません。

リクエストパラメーターはクエリー文字列(key=value&…)で送ります。非ASCII文字や一部記号はURLエンコードしてください。ただし、送信するデータにファイルを含む場合、マルチパートで送る必要があります。

APIに複数のアクセスがあった時、2つ目以降のAPIは前のAPIが完了してから1つずつ処理されます。処理待機中のAPIが10件を超えると、約10秒間APIのレスポンスがHTTP429(Too Many Requests)になります。

URL

desknet's NEOのURLと同じパスを指定します。ファイル名の部分は各APIのモジュール名で置き換えます。

desknet's NEOのURLがhttps://local.yourdomain/cgi-bin/dneo/dneo.cgi、モジュール名がzrconstの場合のURL
https://local.yourdomain/cgi-bin/dneo/zrconst.cgi

認証

アクセスするユーザーを特定するためにアクセスキーを渡す必要があります。

アクセスキーの渡し方は以下のいずれかです。

  • access_keyという名前のリクエストパラメーター
  • X-Desknets-Authという名前のリクエストヘッダー

渡すことのできるアクセスキーは以下のいずれかです。

  • アクセスキー設定で発行したアクセスキー
  • ログインAPIで発行されたアクセスキー

レスポンス

処理の結果はJSONで返ります。処理に成功した場合、statusokになりAPIごとに異なる形式の情報が出力されます。処理に失敗した場合、statusngになり共通形式のエラー情報が出力されます。

【JSON】処理に成功した場合
{ "status":"ok", … }
【JSON】処理に失敗した場合
{ "status":"ng", "errorno":エラー番号, "errormessage": エラーメッセージ, "errmsgadd": 追加情報 }
キー 説明
status [ok | ng] 処理に成功したときはok、そうでないときはngになります。
errorno [エラー番号] エラーごとの番号です。エラーが発生した場合のみ設定されます。
errormessage [エラーメッセージ] エラーの内容を示すメッセージです。エラーが発生した場合のみ設定されます。
errmsgadd [追加情報] 特定のパラメーターに関連するエラーが発生した場合、そのパラメーター名が設定されます。例えば必須パラメーターがない場合、そのパラメーター名が設定されます。

実行例

リクエストヘッダーで渡す場合
  • curl
  • PowerShell
curl https://local.yourdomain/cgi-bin/dneo/zrconst.cgi \ -H 'X-Desknets-Auth: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx' \ -d action=list_users
Invoke-WebRequest -Uri https://local.yourdomain/cgi-bin/dneo/zrconst.cgi ` -Headers @{'X-Desknets-Auth'='xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx'} ` -Method Post ` -Body @{ 'action' = 'list_users' }
リクエストパラメーターで渡す場合
  • curl
  • PowerShell
curl https://local.yourdomain/cgi-bin/dneo/zrconst.cgi \ --data-urlencode access_key=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx \ -d action=list_users
Invoke-WebRequest -Uri https://local.yourdomain/cgi-bin/dneo/zrconst.cgi ` -Method Post ` -Body @{ 'access_key' = 'xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx' 'action' = 'list_users' }

ログインAPI

モジュール名

dneor

概要

ユーザーの認証を行い、アクセスキーを発行します。
発行されたアクセスキーは3日経過後の午前0時まで有効です。

リクエストパラメーター

パラメーター名 指定する値 説明
action login 固定値
login_id [ログインID] ユーザーのログインIDを設定します。
password [パスワード] ユーザーのパスワードを設定します。

レスポンス

【JSON】
{ "status": "ok", "access_key": アクセスキー, "user_id": ユーザーシステムID, "name": 氏名, "default_group_id": 代表組織システムID }
キー 説明
access_key [アクセスキー] 他のAPIでユーザーを認証するために渡すキーです。有効期限は3日です。
user_id [ユーザーシステムID] ログインしたユーザーのシステムIDです。
name [氏名] ログインしたユーザーの氏名です。
default_group_id [代表組織システムID] ログインしたユーザーの代表組織のシステムIDです。

実行例

  • curl
  • PowerShell
curl https://local.yourdomain/cgi-bin/dneo/dneor.cgi \ -d action=login \ -d login_id=yamada \ -d password=xxxxxxxxxx
$response = Invoke-WebRequest -Uri https://local.yourdomain/cgi-bin/dneo/dneor.cgi ` -Method Post ` -Body @{ 'action' = 'login' 'login_id' = 'yamada' 'password' = 'xxxxxxxxxx' } $response.Content

ログアウトAPI

モジュール名

dneor

概要

ログイン APIで発行したアクセスキーを削除します。

リクエスト

パラメーター名 指定する値 説明
action logout 固定値

実行例

  • curl
  • PowerShell
curl https://local.yourdomain/cgi-bin/dneo/dneor.cgi \ -H 'X-Desknets-Auth: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx' \ -d action=logout
$response = Invoke-WebRequest -Uri https://local.yourdomain/cgi-bin/dneo/dneor.cgi ` -Headers @{'X-Desknets-Auth'='xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx'} ` -Method Post ` -Body @{ 'action' = 'action=logout' } $response.Content

ユーザー一覧API

モジュール名

zrconst

概要

ユーザー一覧を取得します。

リクエスト

パラメーター名 指定する値 説明
action list_users 固定値
group_id [組織システムID | 個人グループシステムID] 指定すると、その組織、または個人グループのユーザーのみ取得します。省略すると、組織、個人グループに関係なくユーザーを取得します。
  • 正の値の場合: 指定したシステムIDの組織に所属するユーザーのみ取得します。
  • 負の値の場合: 指定したシステムIDの個人グループのユーザーのみ取得します。
  • 0の場合: 組織に所属しないユーザーのみ取得します。
name [氏名かふりがな]

指定すると、氏名かふりがなに入力値を含むユーザーのみ取得します。

offset [開始位置] 何件目から取得するか(先頭は0)を指定します。省略すると、先頭から取得します。
limit [取得件数上限] 最大何件取得するかを指定します。

レスポンス

【JSON】
{ "status": "ok", "allcnt": 総件数, "list": { "item": [ { "id": ユーザーシステムID, "name": 氏名, "assigned_groups": { "item": [ { "id": 所属組織システムID, "name": 所属組織名, "is_default": 代表組織 }, … ] } }, … ] } }
キー 説明
allcnt 総件数 範囲指定(limitoffset)を無視したユーザーの総件数です。
id [ユーザーシステムID] 各ユーザーのシステムIDです。
name [氏名] 各ユーザーの氏名です。
assigned_groups [所属組織] 各ユーザーの所属組織です。
id [所属組織システムID] ユーザーの所属組織のシステムIDです。
name [所属組織名] ユーザーの所属組織の組織名です。
is_default [代表組織] ユーザーの代表組織である場合はon、そうでなければoffになります。

実行例

  • curl
  • PowerShell
curl https://local.yourdomain/cgi-bin/dneo/zrconst.cgi \ -H 'X-Desknets-Auth: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx' \ -d action=list_users \ -d group_id=1 \ --data-urlencode name=山田 \ -d offset=0 \ -d limit=100
$response = Invoke-WebRequest -Uri https://local.yourdomain/cgi-bin/dneo/zrconst.cgi ` -Headers @{'X-Desknets-Auth'='xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx'} ` -Method Post ` -Body @{ 'action' = 'list_users' 'group_id' = '1' 'name' = '山田' 'offset' = '0' 'limit' = '100' } $response.Content

組織一覧API

モジュール名

zrconst

概要

組織一覧を取得します。

リクエスト

パラメーター名 指定する値 説明
action list_groups 固定値
area [public | private] privateを指定した場合、ログインユーザーの個人グループを取得します。publicまたは省略した場合、組織を取得します。
group_id [親組織システムID]

指定した場合、その組織の直下の組織を取得します。省略した場合、ルート直下の組織を取得します。

offset [開始位置] 何件目から取得するか(先頭は0)を指定します。省略すると、先頭から取得します。
limit [取得件数上限] 最大何件取得するかを指定します。

レスポンス

【JSON】
{ "status": "ok", "allcnt": 総件数, "list": { "item": [ { "id": 組織システムIDか個人グループシステムID, "name": 組織名か個人グループ名, "children": 子組織数 }, … ] } }
キー 説明
allcnt 総件数 範囲指定(limitoffset)を無視した組織、または個人グループの総件数です。
id [組織システムIDか個人グループシステムID] 各組織、または個人グループのシステムIDです。
name [組織名か個人グループ名] 各組織、または個人グループの名前です。
children [子組織数] 各組織の子組織の件数です。

実行例

  • curl
  • PowerShell
curl https://local.yourdomain/cgi-bin/dneo/zrconst.cgi \ -H 'X-Desknets-Auth: xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx' \ -d action=list_groups \ -d group_id=1 \ -d offset=0 \ -d limit=100
$response = Invoke-WebRequest -Uri https://local.yourdomain/cgi-bin/dneo/zrconst.cgi ` -Headers @{'X-Desknets-Auth'='xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx'} ` -Method Post ` -Body @{ 'action' = 'list_groups' 'group_id' = '1' 'offset' = '0' 'limit' = '100' } $response.Content