株式会社ルミカ(移行事例)
[業種] 化学発光体製造販売 [ユーザー数] 150ユーザー
印刷する 移行事例:desknet's スタンダード版 ⇒ desknet's NEO Ver1.0(スモールライセンス)
※2014年当時の製品移行事例です
1. クライアントOSの更新と同時にdesknet's NEOへ移行
2. サーバーを更新し、データ移行でdesknet's NEOの環境を構築
3. 事前シミュレーションで検証し、大容量のウェブメールデータをすべて移行
4. データ移行後すぐに、全社的利用を開始
2008年にdesknet's スタンダード版を導入して以来、社内で定着していました。特にウェブメールや回覧・レポートの利用度は高く、業務に欠かせないツールとなっていましたから、製品の進化とともに折を見てバージョンアップは行ってきました。 今回は、ちょうどクライアントOSの更新時期にさしかかっており、2013年9月にXPからWindows 8へのバージョンアップを実施しました。desknet'sもスタンダード版のままではIE11への利用に制約があり、ちょうど良いタイミングだったのでdesknet's NEOへの移行を実施することになりました。
クライアントOSの更新とdesknet's NEOへの移行を同時に行うので、サーバーを更新するのに適した時期と判断しました。新サーバーを導入し、旧desknet'sの環境を移してからデータを引き継ぎました。
一週間の並行稼動期間のあと、いったん両方を停止して、休日にすべてをdesknet's NEOへ移行してから旧desknet'sを停止しました。 準備段階から移行テストを何回か実施し、エラーが出たところはチェックして、購入元であるリコーのエンジニアの方とネオジャパンとで事前確認していただきました。それらの調整が済んだ時点で移行作業を実施しました。サーバーを導入するところから、およそ1カ月ぐらい準備・調整の期間にあてました。
当社の場合は、ウェブメールのデータがものすごく多く、移行に20時間ぐらいかかりました。ただし、事前に3回ほど時間のシミュレーションを実施し、移行プログラムの最終版から時間を計算・予測していたので、緊張感はともなっても実際の移行は大変ではありませんでした。ウェブメール以外の移行は、合計で5分あまりに過ぎませんでした。 今回Windows Server 2012を採用したのですが、大容量の割には転送や書き込み速度が速く、リコーのエンジニアの方も感心していました。たいへん楽でしたので、もしサーバーを更新するなら、マッチングはよいかもしれません。また、ウェブメールの容量が多い場合は、事前にシミュレーションすると安心ですね。
移行前にdesknet’s NEOのポータル画面を事前にカスタマイズしておいたのですが、旧desknet'sのデータ移行時に上書きされてしまい再設定しました。ポータル画面の設定はデータ移行が完了してから行うべきでしたね。 それ以外は、深刻なトラブルに見舞われるようなことはありませんでしたし、特に留意すべき点はなかったと思います。
ユーザーへ向けた対策として、一週間限定で並行稼動期間を設け、旧desknet'sを今までのデータ参照用に残しておきました。その間にdesknet's NEOへの移行と新しいURLをユーザーに告知しておき、旧desknet'sからdesknet's NEOへの正式な移行開始日をアナウンスしました。並行稼動期間は長すぎると間延びしてしまうので、一週間に設定しました。大きな混乱もなく、適切な長さだったと判断しています。
データ移行後、すぐにdesknet's NEOの利用を開始できました。機能に関するネガティブな指摘はありません。例えば、ポータル左端のスライドメニューに気づいてもらえないなど*インターフェースに不慣れなことから起こる質問は少し寄せられました。とはいえ、旧desknet'sの機能や概念はそのまま継承されているので、大きな問題はありませんでした。特にiPadとのマッチングが良く、操作性が向上したことは評価できます。iPadは端末にデータを残さず内部統制上も有意なので、すでに100台導入しdesknet's NEOを活用しています。必要以上にノートPCを持ち出すことはなくなりました。
*Ver.1.0当時、新バージョンではパレットメニューが新設され、各機能のアイコンを表示
国内はもちろんスペインや中国にも拠点があるのですが、旧desknet'sの頃は海外とのやりとりが多い部門の社員はPOPメールを使っていました。desknet's NEOでメールが多言語対応になり、ウェブメールに切り替えた社員も増えました。動作や検索も速くなり、ウェブメールは特に使いやすくなったと評価されています。 タイムゾーン設定や英語・北京語に対応してほしいという願いは以前からあったので、グローバル対応を実現した新バージョンで、海外拠点での活用を広げていきたいと思います。