desknet's マニュアル
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UNIX版 スケジューラー設定

ここでは、desknet'sの標準機能としてご提供している「予定通知」機能、「アラーム」機能をお使いいただくために必要な設定を説明いたします。
「予定通知」機能、「アラーム」機能をお使いいただく場合、サーバー上で「スケジューラー」が動作している必要があります。

※ [予定通知]とは、指定した時間に、指定した内容で、スケジュールの内容を定期的にメールで送信する機能です。
※ [アラーム]とは、登録内容により、予定や期限が近づいたときにスケジュールまたは、ToDoの内容をメールで送信する機能です。


スケジューラーとは?

起動(※起動方法については、次項参照)すると、サーバー上に常駐し、指定された時間に、自動的に「予定通知」機能と「アラーム」機能を起動する役割をします。

スケジューラーを起動するには?

「スケジューラー」は、サーバーマシンが起動する際に、1回だけ起動していただければ結構です。
ですが、サーバーマシンを毎日再起動(例えば退社時にはサーバーを停止)されている場合には、UNIX OS付属の「cron」コマンドで自動的に起動することができます。

1.スケジューラープログラムを実行させるシェルファイルを作成する

TELNETでサーバーにログインし、「vi」等のテキストエディタを起動し、スケジューラープログラム(desknet'sインストール先/xschedule)を起動するスケジューラーシェル(xscheduler.sh)を編集します。
※「xscheduler.sh」については、サンプルファイルがdesknet'sインストール先に作成されます。
※desknet'sインストール先が、インストーラーデフォルトと異なる場合には編集が必要ですのでご注意ください。
[xscheduler.shの中身(例)]
@ A B
/var/www/cgi-bin/dnet/xscheduler /var/www/cgi-bin/dnet 5

@スケジューラーのモジュール名
Adesknet'sのインストール先ディレクトリ
B予定通知、アラームを起動する間隔(分単位で指定)

2.crontabを編集するエディタを設定

以下のコマンドを実行し、rootユーザースイッチ後、crontabを編集するエディタを設定します。
su root
password: ***** (設定されているrootユーザーパスワードを入力)
setenv EDITOR vi

3.crontab編集

以下のコマンドを入力し、crontabを開きます。
@
crontab -e nobody

@crontabを編集するためにエディタを起動するオプション

※上記「nobody」は、お使いのWebサーバーが動作しているユーザー名を指定してください。
 
iキーを入力し、viエディタ上で挿入モードに変更し、xscheduler.shを登録します。

[crontabの編集(例)]
@ A B
30 8 * * 1,2,3,4,5 /var/www/cgi-bin/dnet/xscheduler.sh

@スケジューラーが実行される時間
 分(0 - 59の範囲で指定) 時(0 - 23の範囲で指定)
Aスケジューラーを起動する日付と曜日
 日(1 - 31の範囲で指定) 月(1 - 12の範囲で指定) 曜日(0 - 6 の範囲で指定、0は日曜日)
B実行するコマンド

※上記の例では、月曜日から金曜日の8時30分に/var/www/cgi-bin/dnetディレクトリの「xscheduler.sh」を起動します。

入力が完了したらESCキーを1回押して、「:wq」を入力、編集を終了します。
以上で設定は完了です。

4.起動を確認

指定した時刻にスケジューラーが起動したか確認する場合、以下のコマンドを入力してください。

ps -ax | grep xscheduler

※上記コマンドのあとにPID(プロセスID)とスケジューラーが表示されれば、正常に起動ができています。
※「crontab」コマンドの詳細に関しましては、コマンドラインより「man crontab」を実行し、OS付属のマニュアルをご参照ください。
※月曜日にサーバーを起動して、スケジューラーが起動し、月曜日にサーバーを停止せずに、火曜日も水曜日もサーバーを稼動した状態にしていても、スケジューラーが重複起動することはありません。
 
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