Linux版インストール方法:PHPのインストール
PHPに関する詳細は、PHPの公式サイト(http://www.php.net/)をご参照ください。
desknet's FAQをお使いいただけるPHPのバージョンについては、『動作環境』をご参照ください。
※ここに挙げる手順は一例です。 お客様の環境によっては、別途パッケージのインストールが必要な場合、
手順やインストールディレクトリが異なる場合があります。
1.ファイルをサーバに転送
ダウンロードしたファイルをサーバ上にFTP転送します。
フリーウェア等のFTPツールをお使いいただくか、もしくはWindows付属のFTPコマンドで、
サーバにダウンロードしたtarファイルを転送します。
2.telnetでログイン
Windows付属のtelnetやフリーウェアのtelnetツールで、サーバにログインします。
3.パッケージソースの展開
suコマンドを実行し、rootユーザーにスイッチしてください。
FTP転送したファイルからパッケージソースを展開します。この例ではFTP転送したファイルが/home/guestにあるものとします。
[guest@xxxxxx guest]# su - Password: [root@xxxxxx ~]# cd /usr/local/src [root@xxxxxx src]# tar xvzf /home/guest/php-5.1.4.tar.gz |
展開が終了すると、/usr/local/src下にphp-5.1.4というディレクトリが作成されます。
4.PHPインストール前の確認
PHPのインストール作業を行う前に、システムに「rh-postgresql-devel」パッケージがインストールされていないことを確認します。
[root@xxxxxx src]# rpm -aq | grep rh-postgresql-devel rh-postgresql-devel-7.3.4-8 [root@xxxxxx src]# |
上記rpmコマンドの「-aq」オプションで、「rh-postgresql-devel」パッケージを検索した結果、インストールされていた場合、rpmコマンドの「-e」オプションで、パッケージの削除を行ってください。
※他のシステムでこのパッケージを利用中の場合には、削除される前に、管理者にご確認ください。
[root@xxxxxx src]# rpm -e rh-postgresql-devel-7.3.4-8 [root@xxxxxx src]# |
※このパッケージをインストールした状態で、PHPのインストールを行うと、インストール後、正常に動作しない場合があります。
正常に動作しない場合、Blogにアクセスした際に、ブラウザに以下のエラーメッセージが表示されます。
5.PHPのインストール
パッケージの構成(Configuration)を行なうために、configureスクリプトを実行します。
configureスクリプトは、ソースを展開したディレクトリに移動して実行します。
[root@xxxxxx src]# cd php-5.1.4/ [root@xxxxxx php-5.1.4]# ./configure --prefix=/usr/local/php --with-apxs2=/usr/local/apache/bin/apxs --with-pgsql=/usr/local/pgsql --enable-mbstring --with-gd --with-jpeg-dir --with-png-dir --with-freetype-dir --with-zlib-dir ・ ・ (略) ・ ・ creating main/internal_functions.c creating main/internal_functions_cli.c +--------------------------------------------------------------------+ | License: | | This software is subject to the PHP License, available in this | | distribution in the file LICENSE. By continuing this installation | | process, you are bound by the terms of this license agreement. | | If you do not agree with the terms of this license, you must abort | | the installation process at this point. | +--------------------------------------------------------------------+ Thank you for using PHP. [root@xxxxxx php-5.1.4]# |
--with-apxs2=[PATH] : Apache2のapxsの場所
--enable-mbstring : マルチバイト対応関数群(文字コード変換含)
--with-pgsql=[DIR] : PostgreSQL
--with-gd : GD(グラフィックライブラリ)
「libxml2」「libjpeg」「libpng」「freetype」「zlib」がインストールされていない場合は、yumでインストールしてから「configure」を実行してください。
[root@xxxxxx php-5.1.4]# yum -y install libxml2-devel [root@xxxxxx php-5.1.4]# yum -y install libjpeg-devel [root@xxxxxx php-5.1.4]# yum -y install libpng-devel [root@xxxxxx php-5.1.4]# yum -y install freetype-devel [root@xxxxxx php-5.1.4]# yum install zlib-devel |
次にパッケージの構築(Make)を行ないます。
[root@xxxxxx php-5.1.4]# make ・ ・ (略) ・ ・ Build complete. (It is safe to ignore warnings about tempnam and tmpnam). [root@xxxxxx php-5.1.4]# |
最後にパッケージをインストールします。
[root@xxxxxx php-5.1.4]# make install You may want to add: /usr/local/php/lib/php to your php.ini include_path Installing PDO headers: /usr/local/php/include/php/ext/pdo/ [neo@xxxxxx php-5.1.4]# |
6.設定ファイル変更
Apacheの設定ファイルを変更します。
「httpd.conf」のファイルを変更します。
[root@xxxxxx php-5.1.4]# vi /usr/local/apache/conf/httpd.conf |
「AddType application/x-httpd-php .php」を追加します。
次にphp.iniファイルの作成をします。
[root@xxxxxx php-5.1.4]# cp -pi php.ini-dist /usr/local/php/lib/php.ini |
7.Apacheを再起動
設定が終わりましたらApacheを再起動を行います。