desknet's DAX マニュアル
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Linux版 スケジューラーの自動起動設定


ここでは、desknet's DAXの「メール送信」機能をお使いいただくために必要な設定を説明いたします。
desknet's DAXの「メール送信」機能にて連続して複数のメールを送信する場合や、一定時間遅延させてメールを送信する場合、サーバー上で「スケジューラー」が動作している必要があります。
スケジューラーとは?
起動(※起動方法については、次項参照)すると、サーバー上に常駐し、指定された時間に、自動的に「メール送信」機能を起動する役割をします。

スケジューラーを起動するには?
「スケジューラー」は、サーバーマシンが起動する際に、1回だけ起動していただければ結構です。

また、既にサービスが動いている状態で、再度起動したとしても、重複起動はしないよう設計されています。
各サービスは、desknet's DAX - DAXサーバーのインストールディレクトリにある次の実行ファイルです。

スケジューラープログラム 「daxscheduler」
1.スケジューラープログラム
スケジューラープログラムのコマンド形式は次の通りです。

daxscheduler -h[desknet's DAX - DAXサーバーインストールディレクトリ]-i 起動間隔

起動間隔は、送信時刻が指定された送信待ち状態のメールの存在チェックを実施する間隔で、10分単位で指定します。
例えば、desknet's DAX - DAXサーバーインストールディレクトリが /var/www/cgi-bin/daxで、10分間隔でメールの存在チェックを行なう場合は
      daxscheduler -h /var/www/cgi-bin/dax -i 10
となります。
desknet's DAX - DAXサーバーのインストールディレクトリにはプログラムと一緒にサンプルのシェルスクリプトファイル(daxscheduler.sh)が用意されています。
2.スケジューラーの自動起動
サーバーの電源投入時にスケジューラーが自動的に起動するように設定をします。例えば、/etc/rc.d/rc.local に記述して起動することができます。また、前述のようにサービスプログラムは重複起動が抑制されていますので、cronを利用して、定期的に起動することも可能です。 まずcrontabを編集するエディターを設定します。この作業は特権ユーザー(root)で行ないます。

[guest@xxxxxx ~]$ su
パスワード:
[root@xxxxxx guest]# export EDITOR vi

次にcrontabを編集し、スケジュールを登録します。
以下のコマンドを入力し、crontabを開きます。
[root@xxxxxx guest]# crontab -u apache -e
上記「apache」は、お使いのWebサーバーが動作しているユーザー名を指定してください。

[crontabの編集(例)]
30 8 * * 1,2,3,4,5 /var/www/cgi-bin/dax/daxscheduler.sh
この例では、月曜日から金曜日までの毎日8時30分にスケジューラを起動します。
Cronコマンドに関する詳細は、OSのマニュアル等をご参照ください。




 
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