導入事例
株式会社TAKシステムズ 様
(
http://www.tak-s.co.jp/)
各支店のブログを立上げ、拠点を越えての双方向のコミュニケーション、
ノウハウの共有を実現!
社内へのお知らせ、蓄積したノウハウを活用する為にブログを導入
TAKシステムズ様では勤務報告や、全社通知機能さらには広報活動の一環として蓄積したノウハウを活用する為のDBとしてブログの導入を検討し昨年の1月に他社製品のブログソフトを導入されました。しかし、問題点も多く、今年の1月から当社ブログシステムへ変更されました。
今回の導入にあたっての経緯と今後の運用について、同社代表取締役社長井上正哉氏(以下井上社長)とシステム部相場輝靖氏にインタビューしました。
全社でのブログ利用が出来ない!?desknet's Blogへの乗り換えを検討
当初導入していた他社のブログの運用サーバは大阪本社にありましたが、セキュリティ面の問題から内勤社員以外の人たちのアクセスが出来ませんでした。つまり、本来のブログ導入の目的であった全社での利用が実現出来なかったのです。この問題を解決すべく、製品自体のリプレイスの検討を始めました。
desknet's Blogとの出会いは、井上社長が月に2回東京に出張で利用する飛行機の機内誌に掲載されていた広告がきっかけでした。 desknet's Blogへ乗り換えを行う決め手となったのは以下の3点でした。(写真右:井上社長)
1.インターネット環境さえあればどこからでもアクセスができること
2.上記に伴う詳細なアクセス権の設定ができること
3.既にグループウェアdesknet'sを社内で利用していたことから抵抗なく短期間で浸透させられること
desknet's Blog定着を目指しての取り組み
desknet's Blog導入にあたり、社員に対する広報やノウハウ共有を目的にブログの利用を催促しても、先に全社導入(06年4月)をしたグループウェアdesknet'sとの利用上のすみ分けが確立しなければ社員は困惑し、失敗すると判断。まずは社長ブログを立ち上げ社長自らが記事を投稿する事で、社員へブログの利用イメージの定着を図りました。
昨年から続けていた社長ブログを2007年1月からdesknet's Blogに移植し再立ち上げが行われました。ユーザー数が増えた事もあり、日を追うごとにアクセス数も増加しています。現時点では、全社員の約1/2がアクセスしています。(1/4から開始して1/25まで約900アクセス以上に) 残念ながらコメントについては今のところ、遠慮しているのかなかなか記述してもらえていない状況ですが、2月には積極的にコメントを入力してもらえるように社内キャンペーンを実施する予定で、より一層の社内での盛り上がりが期待されるとのこと。(写真右:井上社長のブログ「銀杏の木陰から」)
営業情報を報告することを営業マンの義務としていたが、SSSという日報 フォーマットに統一され、いつ、誰が、どの顧客を訪問して、といった 基本事項がプルダウン選択で簡単に入力できるためSSSでの日報提出が 習慣化・定着した。
社長ブログ運営で工夫した点
- 経営方針の伝達やノウハウだけではなく、趣味や豆知識、オススメのお店情報など記事の内容はさまざまなジャンルに渡った記事を投稿。
- 長い文書だと読み手(社員)は読んでくれない上、文書を推敲する事も大変。原稿用紙の文字数である400字と決めて記事を投稿。
- イントラブログという性格上、悪質なコメントの投稿がされることはまずないであろうとの考えから、コメント機能は積極的に投稿してもらうためにどんな内容であっても即時に公開されるように設定。
社長ブログの立ち上げにより社長と社員の間の関係に変化が
“社長”というと社員は近づき難い存在というイメージがあると思いますが、社長ブログを立ち上げてからは廊下ですれ違う時など、「ブログ読みました。」「あの記事の意味はどういうことですか?」など社長と社員のコミュニケー ションが気軽にできるようになりました。 また、社長のプライベートや考え方、オススメの場所などは社長ブログがないと知る機会が少なかったのですが、今では社長が社員にとって身近な存在に感じられさらに働きやすい環境になったとの声も社員から上がっています。
また、大阪本社・東京、名古屋の支店・事業所で開催されたイベントなどを記事にすることで各拠点間で互いに関心が深まり、会社全体での一体感が生まれました。
一方、井上社長は社長ブログを日々書くにあたり、新聞、雑誌、テレビなどを多分野に渡って、意識的に見るようになったとのこと。さらにそれらの情報を提供することの楽しさをあらためて感じ、ブログを始めてからはプライベートでデジカメを必ず持ち歩くように。日々の生活が以前よりもさらに充実し、得るものが大きくなったと生活面でのプラス要素を教えてくださいました。 「desknet's Blogにしてからは時間や場所にとらわれずに、五感で感じたことを直ぐに記事にできるので大変満足をしているます。」今では井上社長にとってブログを書くことは生活の1つのリズムになっているようでした。
本格運用に向けて
今後は、本来の目的である全社通知機能さらには広報活動の一環として利用をしていく予定です。 各支店でブログを立上げ、各支店での連絡事項や問題点などを記事にし、他のブログへのコメントを残すことで、拠点を越えての双方向のコミュニケーション、ノウハウの共有を実施していくことを目指しています。
また、4月から入社してくる新入社員に各自ブログを立上げさせ、日々の日報として問題点などを入力させることで、先輩社員からのノウハウの詰まったコメントを引き出し、Blog導入の醍醐味であるノウハウの共有化をの第一歩を踏み出す予定です。
環境
導入時期 | 2007年1月 |
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ユーザー数 | 142名 |
ハードウェア構成 | サーバOS:Windows 2000 professional CPU:P42.4GHZ メモリ:512MB HDD:60GB×2 |
会社概要
会社名 | 株式会社TAKシステムズ |
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会社URL | http://www.tak-s.co.jp/ |
設立 | 1990年(平成2年) |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 197名(2006年4月1日現在) |
所在地 | 大阪支店(本社)、東京支店、名古屋事業所 |
業務内容 |
1.建設工事の設計、施工に伴う図形情報処理業務の受託並びに図形情報処理業務のコンサルティング 2.建築物の設計、工事管理 3.コンピューターシステムによる建設工事の設計、施工に関する計算業務の受託 4.建設工事の設計、施工に関するプログラムの開発および保守管理 5.コンピューターおよびその周辺機器、ソフトウェアの販売並びに賃貸 6.コンピューター操作業務の受託 7.前各号に関連する人材教育並びにセミナー等の開催 |